百十四銀行でモビットが!?実は借りやすい銀行カードローン
「百十四銀行でモビットが借りれる!」って聞いたら驚く方も多いのではないでしょうか。でもこれは嘘じゃないんですよ。
ところが百十四銀行のカードローンを探してみても、モビットの名前は見当たりません。にもかかわらず、モビットと百十四銀行には深い繋がりがあるんです。
この謎を探りながら、実は思っているよりもずっと借りやすい、百十四銀行カードローンの特長を見ていきましょう。
百十四銀行のモビット?
百十四銀行は香川県に本店のある地方銀行ですが、もちろん地方銀行でもカードローンを利用できます。それどころか、地方銀行では2種類以上のカードローンを取扱っていることも多いため、カードローン選びもなかなか大変なのです。
百十四銀行には2つのカードローンがありますが、さて「百十四銀行で借りれるモビット」はこのうちのどちらなのでしょうか?
カードローン114スマートネクスト
先に答えをお教えしましょう。百十四銀行で借りれるモビットとは、〈カードローン114スマートネクスト〉のことなのです。もうひとつの商品は〈114ニューカードローン〉ですが、こちらはモビットとは関係ありません。
でもどうしてこれがモビットなのか、これだけではさっぱり分かりませんよね。商品名だけでなく、商品詳細のどこの説明を見ても、モビットの名前なんて一切出てこないのです。
しかし実はこのカードローン、以前には〈114モビット〉という名称だったということが分かれば、その謎はカンタンに解けるでしょう。名称変更前ならば、誰が見てもモビットだということは明らかだったはずです。
銀行で借りる消費者金融?
なぜ名称が変わったのかということについては後回しにするとして、銀行でなぜ消費者金融が保証会社のカードローンがあるのかということについて、先にご説明しましょう。
銀行のカードローンで借りる場合にも、消費者金融同様、保証人を立てる必要はありませんよね。これは様々な会社が保証をしているからです。この保証会社には、カード会社などの他、大手消費者金融も参入しています。モビットもその1つなのです。
保証会社がモビット
しかしカードローンによっては、その商品名に保証会社の社名を使っていないものも多く見られます。その場合も貸付条件の「保証会社」の項目を見れば、保証会社名は明らかになります。他行での例をあげるとこんな感じです。
カードローン名 | 保証会社名 |
---|---|
東京三菱UFJ銀行バンクイック | アコム |
横浜銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス |
どちらも保証会社とは無関係な商品名になっていますね。一方でモビットの場合は、社名の響きやイメージが良いせいか、〈114モビット〉のようにそのまま銀行カードローンの商品名として採用した銀行も多かったようです。
モビットと同じもの?
それにしても、モビットが保証する〈カードローン114スマートネクスト〉ならば、モビットと同じ商品だと言えるのでしょうか?そこで、百十四銀行カードローンと消費者金融モビットの、それぞれの限度額と金利を比較してみましたのでご覧下さい。
消費者金融モビット | 114スマートネクスト |
---|---|
限度額:1万円~800万円 | 限度額:30万円~300万円 |
年利:3.0%~18.0% | 年利:9.0%~14.5% |
このように限度額も金利の設定も全く異なることが分かります。保証会社がモビットでも、その商品内容までが同一という訳ではないのですね。当然ながら審査についても、百十四銀行の基準に沿って行われています。
つまり実際には〈カードローン114スマートネクスト〉で申込んでも、「モビットで申込む」という訳ではありません。「審査にモビットが関わっている」と考えれば、より現実に近いでしょう。
総量規制については?
またモビットが保証をしているからといって、〈カードローン114スマートネクスト〉は消費者金融のカードローンではありません。あくまで百十四銀行の銀行カードローンである以上、総量規制はかかってこないのです。
より金利が低く、総量規制もかからないのであれば、消費者金融のモビットよりもお得だと言えますよね。(参考ページはこちら→銀行は総量規制とは無縁?)
しかし条件の良さと審査の厳しさは表裏一体です。〈カードローン114スマートネクスト〉とモビットを比べれば、条件が良い分、やはりモビットの方が審査には通りやすいかもしれません。
専業主婦対応は?
ただし、総量規制がかからないという点では、専業主婦の方も申込める可能性があると考えられます。銀行は総量規制対象外ですので、基本的には本人に年収がなくても審査は受けることができるはずですよね。
しかし〈カードローン114スマートネクスト〉の詳細を見ても、どこにも「専業主婦可」という説明はありません。かといって「専業主婦不可」にもなっていませんから、その対応は微妙なところだと言えそうです。
専業主婦の借入については全く不可能ではないにしても、どちらかと言えばパートやアルバイトなど収入を前提にしたカードローンのようですね。但し収入額については不問となっていますので、パートの収入が低い主婦の方であっても、心配なく申込んで頂けますよ。
(⇒パートをしていると融資審査は簡単になります)
借りやすさ
銀行カードローンの中では、このように消費者金融が保証会社をしているカードローンは比較的借りやすいと言われています。
百十四銀行にあるもう一方の〈114ニューカードローン〉の保証会社は、株式会社百十四ディーシーカード、つまり銀行クレジットカード会社ですが、下の表を見れば分かるように、こちらの方が最高限度額が高く金利も低くなっていますね。
114ニューカードローン | 114スマートネクスト |
---|---|
限度額:30万円~500万円 | 限度額:30万円~300万円 |
年利:5%~12% | 年利:9.0%、14.5% |
一般に同じ金額で金利が低いと審査には通りにくく、逆に金利が高いと審査には通りやすくなります。この表を見ると、金利面では〈カードローン114スマートネクスト〉の方が審査に通りやすいということが言えるでしょう。
〈114モビット〉から〈114スマートネクスト〉に名称変更されても、保証会社は同じですし内容的な変化もありません。例え名前からモビットが消えても、モビットのように申込みやすいカードローンだということに変わりはないのですね。
114スマートネクスト商品詳細
さて、この借りやすい〈カードローン114スマートネクスト〉の商品の詳細をご紹介しましょう。金利や限度額については繰り返しになりますので省略するとして、主に申込み方法についてご説明したいと思います。
百十四銀行は地方銀行ですので、都市銀行やモビットには見られない特長もありますよ。
申込条件は?
このカードローンの申込条件は、以下の通りです。地方銀行の特長として、営業区域についての条件が見られますね。
- 満20歳以上満65歳未満
- 安定した収入のある方
- 営業区域内にお勤め・お住まいの方
特にサイト経由でこのカードローンを見つけた方の場合は、営業区域の確認が必要です。自宅や職場周辺に百十四銀行の店舗がないと、〈カードローン114スマートネクスト〉の申込みはできません。
また事業性資金の利用はできませんが、それ以外ならば利用目的は自由となっています。
なお金利は2通りになっていますが、これは借入額に対応しているのです。以下のような区分になっていますので、一般的には年利14.5%が適用されることが殆どだということが分かりますね。
借入極度額:250万円・300万円 年利9.0%
申込方法は?
申込方法は、電話、ファクス、インターネット、郵送の他、店頭窓口でも受け付けています。〈114スマートネクスト〉は基本的に来店不要のカードローンですので、申込から契約まで全て自宅から手続きが可能になっています。
しかし正式申込書のやり取りやカード入手については郵送に頼ることになりますので、お急ぎの方の場合には借入までの所要時間が読み難いかもしれません。これは地方銀行に見られる一般的な傾向ですが、なるべく早い目に申込むことが大切です。
必要書類は?
本人確認書類が必要なのは消費者金融のモビットと同じですが、〈114スマートネクスト〉の場合、仮審査申込み時に健康保険証の写しをファクスする必要があります。
そのため、本人確認書類としてはこれ以外のもの、つまり運転免許証、パスポート、外国人登録証明書のいずれかの写しが必要になるのです。ここはモビットとは異なる点ですので気をつけておきましょう。
また150万円以上の借入申込みには、源泉徴収票等の所得を証明する書類が必要となります。これも写しをファクスして提出します。
審査の流れ
申込から審査のざっくりした流れを書き出せば、以下のようになります。
仮審査申込み → 仮審査結果の連絡 → 正式申込書の返送 → カードの送付
仮審査結果後、郵送される正式申込書を記入して返送し、それによって契約成立ということになります。これを受けてようやくカード郵送という手順となるため、実際の借入ができるまでには若干時間はかかると見ていいでしょう。
消費者金融のモビットと比べれば遅いということにもなるでしょうが、地方銀行のカードローンとしては極一般的な流れです。来店が不要な分、むしろスピーディーだと言えるくらいです。
モビットの名前はなぜ消えた?
最後になりましたが、どうして〈カードローン114スマートネクスト〉からモビットの名前が消えたかについてご説明しておきましょう。
実はこの理由は至極単純で、モビットの経営の形が変わったことにその原因があります。実はモビットは、保証部門とローン部門それぞれが別の会社になり、保証部門の社名がエム・ユー信用保証に変更になったのです。
もしもこのような変化がなければ、現在も〈114モビット〉のままだったはずです。
保証会社名の変更
それにしても会社が二分割してしまうのですから、なかなか大きな変化ですよね。金融業界にはこのような変化がよく見られます。しかし利用中の人が、これによって迷惑を被るといった心配は無用です。
百十四銀行についてもそれは同様で、〈114モビット〉で申込んだ方も、〈114スマートネクスト〉に名称変更後も全く同じように利用を続けることができます。
このような変更があれば、その都度必ず利用者向けにお知らせが入りますから、急に名前が変わったことに気づいてビックリしない為にも、銀行からの通知にはちゃんと目を通しておかなくてはいけませんね。
商品名からモビットが消えた
とにかくこの分割によって、モビットの保証部門はエム・ユー信用保証と社名が変わり、その結果、〈114モビット〉の保証会社もモビットからエム・ユー信用保証へ、それに従って商品名からモビットが消え、〈114スマートネクスト〉となったのです。
保証会社名が変わったというものの、実際には元のモビットの保証部門ですから、実質的には変わりはありません。ある保証会社から別の保証会社へ変更になったという訳ではないからです。
変更前 | 変更後 |
---|---|
商品名:〈114モビット〉から → | 商品名:〈114スマートネクスト〉へ |
保証:モビットから → | 保証:エム・ユー信用保証へ |
百十四銀行以外でモビット保証の商品を扱っていた銀行も、保証会社の社名変更に伴い、同様に商品名の変更に踏み切っています。
しかし中には〈池田泉州モビットキャッシング〉のように、保証会社変更後もモビットに承諾を受けた上で、名称変更をしていない銀行もあります。
いずれの場合も、保証会社がエム・ユー信用保証ですから、実質上はモビットの保証だと言っても間違いではありませんし、もちろん商品内容についての変更も一切ありません。
借りやすさはモビットと同じ
〈114スマートネクスト〉は名称からモビットの文字が消えても、やはり借りやすさについてはモビットと変わりはないのです。しかも銀行カードローンとして金利はより低く、総量規制も対象外ですから、どなたにもお薦めできるお得なカードローンでもあります。
百十四銀行営業エリア内の方であれば、ぜひこのカードローンを検討してみてください。きっとご満足していただけるはずですよ。
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