モビットなら19歳でも借りれる?未成年の借入審査基準について
例えば、19歳で学生の人は、お金に困ってお金が借りられたらいいと思ったことは無いでしょうか。授業の教材もいろいろと必要ですし、友達と遊ぶこと、サークルで活動することなども、大切な経験の一つです。
しかし、何かをすればどうしてもお金がかかってしまいます。そのような場合、友達や両親にお金を貸してほしいとはちょっと言いにくいかもしれませんね。
また、高校を卒業して、すぐに社会人になっている人もいらっしゃることでしょう。その場合、最初はなかなか給料をたくさんもらうというわけには行きませんから、19歳くらいの時にはやはりお金に困ったなと思うこともあることと思います。
そこで、消費者金融からの借り入れを考えることもあるでしょう。ここで問題となるのが、年齢です。消費者金融からは、誰でも借り入れができるわけではありません。利用できる人の条件は、きちんと決まっているのです。(参考ページはこちら→消費者金融が使える条件について)
それでは、モビットから借りたいと思った場合、19歳でも借り入れができるのでしょうか。そこで、モビットで借り入れをする場合の年齢に関する条件を確認し、未成年が借り入れをしたいと考える場合の審査基準はどうなっているのかも合わせて見ていきましょう。
借りられるのは何歳の人?
19歳の人がモビットでお金を借りることができるかどうかを確かめるために、まずはモビットを利用できる人の条件を見てみましょう。
モビットで申し込みができる人として案内されているのが、下記の条件を満たす人です。
- 年齢が、20歳以上69歳以下の人
- 安定した定期的な収入がある人
これを見ると一目瞭然ですが、モビットで借り入れができるのは満20歳以上69歳以下の人であるということになります。この条件から言えるのは、それ以外の人は利用ができないということです。(参考ページはこちら→融資の年齢制限の幅とは)
したがって、19歳の人が借り入れができるのかという答えもはっきり出ますね。残念ながら、モビットでは19歳の人が利用することはできないという結論になります。
安定した定期的な収入に関しては、多くの収入を求められるわけではありません。それは、注意書きとしてパート・アルバイト・派遣社員・自営業の人なども利用できるとされていることからわかります。(参考ページはこちら→モビットが使える職業について考える)
それでは、モビットとモビット以外では、年齢に関する制限は違うのでしょうか。試しに、モビット以外のところをいくつか確認してみましょう。まずは、同じ大手消費者金融という条件で見てみます。それぞれの利用可能年齢は下記の通りです。
- アイフル…満20歳以上69歳までの人
- アコム…20歳以上69歳以下
- ノーローン…20歳から69歳まで
- プロミス…20歳から69歳まで
表現は、それぞれの消費者金融の表記の仕方に合わせています。それでは、中小企業の消費者金融だったらどうなのかを、いくつか例を挙げて見てみましょう。ここでは、全国から利用できるところを例として挙げています。
- キャネット(北海道)…20歳以上
- ニチデン…満20歳以上
- フクホー…20歳以上65歳以下
以上の、名前が良く知られている大手の消費者金融も、全国から借り入れできる中小企業の消費者金融であっても、借り入れできる年齢は20歳からであるということですね。利用可能の上限の年齢には差はありますが、下限に関してはどこも20歳からです。
これは、実は銀行のカードローンであっても同じです。いくつか例を挙げて見てみると、下記のようになっています。
- 新生銀行カードローン「レイク」…満20歳から70歳まで
- じぶん銀行カードローン「じぶんローン」…満20歳以上70歳未満
- みずほ銀行カードローン…満20歳以上66歳未満
- 三井住友銀行カードローン…満20歳以上65歳以下
- 三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」…満20歳以上65歳未満
- 楽天銀行カードローン「スーパーローン」…満20歳以上62歳以下
このように、銀行のカードローンも、やはり利用できる上限の年齢は様々ですが、下限の年齢は20歳に統一されていることがわかりますね。
以上のことから、モビットに限らす、カードローンの利用は20歳以上からになっているところがほとんどであるということがわかります。
それでは、そもそもなぜモビットをはじめとするカードローンの利用には、年齢による制限が設けられているのか、理由を見てみましょう。
なぜ年齢制限があるの?
それでは、モビットをはじめとする、カードローンの利用に年齢制限がある理由を確認しましょう。
法律上の問題とは?
カードローンの利用に年齢制限がある理由には、法律上の問題が関わっています。ここで確認する法律の内容は、年齢制限の下限に関わっています。
どのような内容が関係しているのかというと、民法の定めによる下記の内容です。
もう少し詳しく説明すると、未成年が交わした契約には効果が無い、つまり無効になるという意味です。ということは、お金を貸す契約を結んでも、相手が未成年の場合無効になるということになってしまいます。
そうなると、回収する正当な理由が無くなるため、業者は最初から未成年は契約の対象としないということなのです。
返済能力という点から考えよう
カードローンの利用条件を確認すると、モビットでは年齢に関する条件以外に、下記のような定めがありました。
- 安定した定期的な収入がある人
モビットではこのように言われていますが、その他のカードローンでも利用条件には安定した収入があることが挙げられています。
カードローンの審査で一番見られているのは、返済能力があることです。そのために、安定した収入があることが求められるのですが、それには年齢も関わっています。
例えば、高齢者には定年退職があります。そのため、年齢が高いと収入が安定していないと見なされるため、カードローン会社によって年齢の上限は違いましたが、カードローンを利用できる年齢には上限があるのです。
返済計画をきちんと立てず、単純にお金が無いから借りるというような考え方で借り入れをしてしまうと、どうしても返済が滞る事態を招いてしまいます。そこで、自己判断ができる年齢になってからカードローンの利用をしようと決められているということです。
年齢制限に例外は無いの?
それでは、年齢制限に例外は無いのでしょうか。実は、先ほど確認した法律に関して言えば、例外が存在しています。それは下記の場合です。
- 未成年であっても、すでに結婚している場合
- 保護者の同意がある場合
結婚していれば、自分で様々な判断をする必要が出て来ます。そのため、未成年であっても、結婚していれば民法上は成人と認められるという規定があります。
しかし、カードローンの借り入れ条件にそれが影響するという意味ではありません。カードローンを利用する場合、利用できる年齢の下限が20歳からと決められているのなら、たとえ結婚していたとしても19歳の人がそのカードローンを利用することはできません。
また、保護者の同意があれば、保護者の返済能力を元にして未成年の借り入れが認められる場合もあります。
しかし、モビットの場合、利用できる年齢の下限が20歳であることと、保護者の同意に関する規定がないことから、例外は認められないという結論が出ます。
未成年の借入審査基準とは?
これまで確認してきた内容を元に、未成年の借入審査基準はどのようになっているのかを見てみたいと思います。
カードローンの借入審査基準は、未成年であっても成人であっても、実は同じです。審査に通るかどうかは、下記の点によって決まります。
ここで、未成年の場合に問題になるのが、やはり年齢制限です。ここまでも確認してきたように、未成年は一般的なカードローンを利用する上で年齢制限に合わないことから利用ができない可能性がとても高いのです。
それはモビットでも同じだということをここまで確認してきました。そうなると、未成年は20歳になっていないというだけで、モビットをはじめとする一般的なカードローンは利用できないことになってしまいます。
返済能力に関しては、収入があることがカードローンの借り入れの前提となります。そのため、仕事に就いていない、もしくは学生でアルバイトをしていないといったような状況であれば、年齢制限に合っていても借り入れは難しいと言えます。
それでは、未成年である19歳の人がお金を借りる方法は無いのでしょうか。確認してみたいと思います。
19歳の人が借りたいのなら
未成年である19歳の人がお金を借りたいのなら、2つの方法が考えられます。それが、下記の方法です。
- クレジットカードのキャッシング枠を利用する
- 学生ローンを利用する
それでは、詳細を見ていきましょう。
クレジットカードなら使えるの?
実は、クレジットカードなら、高校生ではない18歳以上の人なら持てる可能性があります。通常、クレジットカードはショッピング枠を利用して、買い物をした代金をクレジット会社に立て替えてもらうという方法で利用するものです。
もしかしたら、お金が借りたい理由によっては、必要な物を先にクレジットカードを使って買っておき、バイトの給料などのお金が入ってから引き落とされるように計算して利用することで、お金が足りない時期を乗り切ることができるかもしれませんね。
しかし、現金が必要な時はこうはいきません。そのような時に備えて、ショッピング枠のみではなくキャッシング枠を付けておくことが必要です。ですが、キャッシング枠をつけるためにも、もちろんクレジットカードを持つこと自体にも、審査があります。
そこで大切なのは、やはり返済能力となります。そこで、クレジットカードを持ち、なおかつキャッシング枠が付けられる可能性を増やす方法を紹介したいと思います。
- 18歳以上が持てるクレジットカードを選ぶ
- 仕事に就く、バイトをするなどして、定期的な収入を得る
いくら年齢制限に合っていても、定期的な収入が見込まれなければ返済能力があるとはみなされませんので、学生でない人なら仕事に就く、学生ならアルバイトをするなどして、定期的な収入を得ることが審査に通るために必要なことです。
学生ローンってどんな商品?
学生ローンというのは、その名の通り学生を対象として融資をするというローン商品です。つまり、学生ではなく、すでに働いている人などは利用できない商品であるということになります。ただし、中には学生以外も融資の対象としている商品もあります。
学生ローンを利用するための審査基準は、下記の内容です。
しかし、この学生ローンを利用するにあたっては、注意点があります。
- 学生ローンという名前であっても、必ず18歳から利用できるわけではない
実は、学生ローンと名前がついている商品でも、調べてみると20歳以上しか利用できない商品もあるのです。そのため、学生ローンだから大丈夫と思い込まず、利用条件をよく確認してから利用することが大切です。
例えば、下記のような学生ローンがありますので、一例として紹介してみましょう。紹介している業者は、いずれも金融庁の貸金業者を検索できるデータベースで調べ、正規の業者であることが確認できたところです。
まずは、学生ローンのアイシーローンというところから見てみましょう。
利用限度額 | 利用可能な人 | 金利 |
---|---|---|
50万円 | 18歳以上の学生(首都圏在住に限る) | 10.0~20.0 |
ここは、18歳以上の学生であれば利用することが可能です。ただし、利用できるのは首都圏在住の人に限りますので、注意が必要です。
次に、学生ローンイー・キャンパスという会社の商品です。
利用限度額 | 利用可能な人 | 金利 |
---|---|---|
50万円(かつ年収の3分の1まで) | 20歳以上の学生 | 14.4~16.8 |
ここでは、利用条件から20歳以上の人しか借り入れができないことがわかります。
次に、学生ローンマルイの商品です。
利用限度額 | 利用可能な人 | 金利 |
---|---|---|
50万円 | 安定した収入がある学生 | 15.0~17.0 |
学生ローンマルイは、大学生や大学院生、専門学校生、短大生、予備校生などが利用可能な人として挙げられています。このことから、18歳以上であれば利用できることがわかります。
最後に、学生ローン友林堂の商品です。
利用限度額 | 利用可能な人 | 金利 |
---|---|---|
30万円 | 20歳以上の学生 | 12.0~18.0 |
学生ローン友林堂は、年齢の制限ははっきりと書かれていないのですが、申し込みフォームを確認すると、年齢の選択肢が20歳からとなっており、19歳と入力しようとしてもできないことがわかります。
このことから、学生ローン友林堂では20歳以上の人でないと借り入れができないことがわかります。
保護者の同意はどうなってるの?
ところで、18歳から利用可能なマルイやアイシーローンでは、利用を保護者にも内緒にできるという案内があります。これは、先ほど確認した民法上の取り決めに反しているように見えますね。
しかし、これはあくまで返済がきちんと行われた場合となり、当然のことながら返済ができなかった場合は、督促状が送られるなどの形で保護者に知られてしまうこともあります。
いくら法律上契約を無効にできるとはいえ、通常自分の子どもが借りたものを返さないとは考えにくいですよね。そのため、保護者が返済するケースがあります。しかし、保護者がそれを拒否した場合は、実は契約は無効となります。
そうなったら返済の義務は無いということになってしまい、結局のところカードローン会社が不利な立場になります。そういう理由から、18歳から借り入れができる会社が少ないのです。
だからといって、借りたお金を返さなくていいということにはなりませんよね。一度そういうことをしていれば、次の借り入れに影響します。そこで、未成年が学生ローンを利用するのなら、きちんと返済に責任を持たなければいけないということが言えるのです。
(⇒融資の返済ができないとどうなるの?)
基準に合うローンを選ぼう
以上のように、未成年である19歳の人は、未成年であることが原因で審査基準に合わないと判断され、借り入れができない可能性が高いことがわかりました。
モビットは、とても便利に利用できる消費者金融ですが、それでも未成年はその借入審査基準に合っていません。
もちろん、その他の安定した収入があることや、居住地に関する条件なども見落とさないようにきちんとチェックし、借り入れ条件に合うところで借入をしましょう。
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