モビット利用の方！住宅ローン審査が心配ですか？

不意に現金がいる時や、今月ちょっとだけピンチな時などに、賢く使えば安心で、とっても便利なカードローン。中でも、テレビコマーシャルや広告などで有名なモビットは、使いやすさと安心感で、利用している人も多いのではないでしょうか。

そんな便利なモビットの利用者のあなたが、さて住宅購入、住宅ローンを銀行で組もうと思った時に。消費者金融であるモビットを利用しているということは、厳しいイメージのある銀行の住宅ローンの審査にマイナスになってしまうのでしょうか？ちょっと心配になりますよね。実はだいたい以下のようなことが考えられるのです。
（⇒そもそも審査はどのような事をしているのか？）

モビットから借入れ中の人はこうなる

まず、現在モビットからの借入れを返済中の場合です。その借入れは、住宅ローン審査にどんな影響を及ぼすでしょうか？

審査結果には幅がある

銀行ローンの審査内容については、表にもれることはありませんので、外からは推察するしかありません。また、各銀行によって、あるいは支店によって、担当者によっても審査の基準は多少の違いがありますし、審査を受ける時期によっても結果が違うことがあるかもしれません。
（⇒業者毎に様々な違いがあります）

現在借入れ中の人はこう見られる

しかし一般的に、住宅ローン審査を行う時に、モビットなどの消費者金融会社からの借入れがあるということは、やはりプラスにならないのは確かなようです。すでによそからお金を借りている人に、さらに住宅ローンのような多額のお金を貸すのはややためらわれるというのはじゅうぶん考えられることです。

年収と借入れ額のバランスや、借入れの件数などから判断されることでしょうが、できれば、住宅ローンを組もうとする時には、モビットなど他の会社からの借入れは、一旦でも、返済してしまっておくのが得策と言えるでしょう。
（⇒返済をきっちりしておくと後々楽です）

モビットからの借入れを返済してしまっている人の場合は

以前モビットからの借入れをしていたが、それはもう完済してしまったという方。完済はしていても、消費者金融に借入れをしたという履歴が、住宅ローンに悪影響を及ぼすのではないかと気になる、という声をよく聞きます。どうなのでしょうか？

完済した借入れの履歴はこう見られる

すでに完済した、消費者金融会社からの借入れの履歴があるという情報を、どう見るかも、銀行や支店、担当者によって分かれるようです。消費者金融会社からお金を借りた、借りざるを得なかったということをマイナスと見て、お金の扱い方がルーズな人ではないかと考える銀行があるのも事実のようです。

完済した借入れの履歴は五年で消えます

借入れをした記録の登録期間は、完済日から五年を超えない期間、と定められています。つまり完済後五年を過ぎると、借入れをしていたという履歴が消えてしまうのです。ですのでもしどうしても借入れをした履歴が気になる場合は、完済後五年を待ってから、住宅ローンの申請をすればよいということになります。

信用情報って何？

住宅ローンを申請する時に、消費者金融会社から借入れをしている、またはしていたという履歴を黙っていればよいのでは、なんて思っていませんか？隠そうとしてもその記録、銀行にはすぐ調べがつくのですよ。

信用情報機関について

クレジット、ローンなどのいわゆる信用取り引きについての情報、契約内容や返済、支払いの状況、利用残高などの情報は「信用情報」と呼ばれ、金融機関やクレジット会社などによって信用情報機関に登録されて、その期間の会員会社によって相互に照会されています。

つまり、他社からの借入れや残高、支払い状況であっても、ローン利用申込者の信用情報は、銀行などにはすぐに調べられるというわけ。これは「貸金業法」という法律によって定められている制度なのです。

信用情報機関の情報交流信用情報機関は複数社あり、業種によって加盟する機関が異なっています。たとえば、信販会社などが主に加盟する「株式会社シー・アイ・シー」、消費者金融会社などが主に加盟する「JICC」、そして銀行などの金融機関が加盟する「全国銀行個人信用情報センター」などがあります。

これら情報機関は相互に交流を行い、保持している信用情報を照会しあっています。ですので、消費者金融会社とは別の信用情報機関に加入している銀行からでも、消費者金融会社が持つ、顧客の信用情報を参照することができるのです。

申込書記入はありのままを

ローンなどの申込書には、他社からの借入れの有無や借入れ額を記入する欄があります。つい適当に書いてしまったり、ついつい他からの借入れを隠してしまいそうになりますが、そんなことをしても、信用情報機関を通じて信用情報は見られてしまいますから、ウソはつけないということになりますね。

それどころか、申込書に虚偽の記入をしたという点で、審査に大変な悪影響を及ぼしかねません。くれぐれも、申込書には、正しい情報を記入しましょう。（参考ページはこちら→嘘をついても融資審査ではろくな事がありません）

総量規制ってどう関わってくるの？

お金を借りる話になると、総量規制という言葉がちらほらと出てきますね。一定の額までしかお金を借りられないとすると、モビットで借入れをしている人は、住宅ローンで借りられる金額が抑えられてしまったりするのでしょうか？

総量規制とは

この総量規制というのは、借り過ぎを防ぎ消費者を保護するために、貸金業法という法律で決められているものです。具体的には、貸金業者は、個人に対し、その顧客の年収の三分の一以上の金額を貸し付けることができません。

これは一社あたりがその金額であるというわけではなく、ひとりの人が借りられるお金が、その人の年収の三分の一以下であるということ。

住宅ローンと総量規制の関係

ちょっと待って。年収の三分の一ということは？と不思議に思った人もいらっしゃるでしょうね。住宅ローンのような多額の借入れはどうなるの？

そうです、この総量規制が適用されるのは、貸金業者（クレジット会社、ローン会社、消費者金融会社など）からの借入れのみ。銀行からの借入れはこの規制の対象外です。

ですので、モビットから借入れをしていたからと言って、それが借りられる金額の面で、住宅ローンに影響することはありません。

住宅ローンの、モビットからの借入れへの影響

同じ理由で、住宅ローンがあるからと言って、総量規制のために、モビットからの借入れができない・・・ということも起こりません。また、銀行のカードローンなどからの借入れも総量規制の対象外になります。このことは、理解しておくと、なにかと安心ですね。

しかしモビットと、それ以外のローン会社との借入れ額とには影響してきますので、ご注意下さい。

クレジットカードについているキャッシング枠も、総量規制の対象になります。ただし、クレジットカードでのショッピング利用額は、総量規制の対象にはなりません。（参考ページはこちら→融資の総量規制についてもっと詳しい解説）

申込みの前に、再度情報の確認を！

住宅ローンのような多額の借入れを、審査が厳しいと言われる銀行に申込む前は何かと不安ですね。申込みの前に、ご自身の信用情報を再度チェックしておきましょう。

すでにある借入れの整理、ご自信の借入れ状況、そして返済履歴がきちんとしているかどうか確認を。もし何か気がかりなことがあれば、一つ一つ対処をしてからローンを申し込みましょう。

数ヶ月ローン申請を遅らせても、信用情報をきれいにしておく方が、結局は早道です。準備万端整えて、住宅ローン申請に挑みましょう。