モビット審査に通るにはコツがある!申し込み前に
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モビットの契約は影響するか!?自動車ローンを組む場合の注意点

人間なんでも経験すれば、それが知識となって吸収されもするのですが、初めて何かを利用するときにはそんな経験があるはずもなく、知識もないのが普通です。勉強や仕事も、最初は基本を教わって血となり骨となっていきますよね?ローンの世界もそれと同じように、使ってみて初めてわかることが沢山あります。

ローンにもいろいろな種類があることは、皆さんご存知のことでしょう。家を買うなら「住宅ローン」、お子さんの教育費用なら「教育ローン」。現金が必要なら「フリーローン」や「カードローン」ですし、車を買うなら「自動車ローン」と、目的に応じたローン選びをしなければいけません。

今回は「自動車ローン」を中心に、「カードローン」との関係についてお話をしていきます。「自動車ローンの基礎知識」と、「カードローンが及ぼす影響」、そして、「カードローンは自動車ローンの代わりになるか」まで考えていきましょう。カードローンもいろいろあるので、今回は消費者金融大手のモビットを参考にします。

ディーラー任せ?自動車ローンの基礎知識

最初に自動車ローンについての基礎知識について。何台も買い換えているベテランの方には当たり前なことでも、初めて車を買う方には「販売店に任せればいいんでしょ?」と考えている人も多いはず。

自動車ローンを取り扱っているのはどこだ!?

確かに、新車・中古車を問わず、車を販売しているお店の殆どは、自動車ローンの申し込みを斡旋してくれる仕組みが出来上がっています。最低でも数十万、新車になれば数百万のお買い物をするわけですから、なかなか「現金でポン」と支払えるものではありませんよね?やはりローンを組んで少しずつ返済していくのが大多数でしょう。

では、自動車ローンは販売店が勧めるものしか利用できないのかというと、そんなことはありません。多くの販売店が取り扱っている自動車ローンは、信販会社あるいは大手自動車メーカーの子会社が運営しているローン会社のものが多い傾向にあります。

しかし、銀行やJA(農協)、信用金庫なども自動車ローンをほぼ100%扱っています。なので、販売店の勧めるままにローン申し込みをするのではなく、地域の金融機関にある自動車ローンのラインナップを比較検討し、より低金利で、よりお得なローン契約を考えるのが賢い車の買い方とえるでしょう。
(⇒銀行の融資は豊富にあります

一方、ローンといえば消費者金融を思い浮かべる方も多いでしょうが、こちらは殆ど自動車ローンを取扱っていません。大手のモビットでも個人向けの現金融資(カードローン)しか行なっていないので、自動車ローンを消費者金融で!というのはまずありえません。
(⇒消費者金融と銀行では融資の使い勝手も異なります

自動車ローンはどんなときに使える?

自動車ローンは「目的ローン」のひとつです。「家を買う・改築する(住宅ローン)」「子供が大学へ行く・そのための生活費がいる(教育ローン)」のと同様、「車や装備品を買う・車検や修理費用がいる」目的なら、自動車ローンは利用が可能になります。自動車ローンが使える主な利用は、下の枠に掲げる事柄です。

  • 車両本体と装備品購入費用
  • タイヤやホイールなどの部品購入費用
  • 車検や板金塗装・修理にかかる費用(自賠責保険など一部例外あり)

細かく考えると難しくなるので、「車に関する大口の買い物をするときに申込めるローンだ」と覚えておけば充分です。自動車のことなら自動車ローンが低金利でお得なのは書くまでもないでしょうが、各社の比較次第では、もっとお得になる可能性もあるんです。

自動車ローンは「手間を省くか、金利を取るか」で決める

自動車ローンは、先にも書いたとおり販売店でローンを斡旋してくれます。なので、手間隙かけて申込む時間がない方や販売店にお任せでいいという方は、信販系の自動車ローンに販売店経由で申し込み(車の購入申し込みと同時)するのが一番手早く、簡単です。

ただし、金利については金融機関の自動車ローンより数%高くなる傾向が強いので、その点は把握しておくべきでしょう。金融機関によって、また、販売店によって金利にばらつきのあるのが自動車ローンの難しいところですが、金融機関なら1~3%台、信販系は5~8%台になるのが主流です。

申し込みから審査、そして融資の手続きにかかる時間と手間を省くか、金利の低さで支払い総額を抑えるか…。人それぞれの事情に合わせたローン選びをされると良いでしょう。

ローンで買った車は誰のもの?

もうひとつ自動車ローンで理解しておかなければいけないのは、ローンで購入した車の「所有者」が誰になるのかという点です。特に信販系の自動車ローンでは、審査結果次第で「ローン返済中、所有者は信販会社とする」という契約になることもあります。

車検証を見れば分かりますが、車には「所有者と使用者」が別々に記載されていて、使用者は所有者から車を借りているのと同じ状態であることを覚えておきましょう。仮にローン返済が滞った場合、所有者である信販会社に車を取り上げられても文句が言えない契約になっているわけです。

一方で、金融機関の自動車ローンを利用した場合には、そのような制約をかけることはまずありません。所有者は銀行などではなく、購入する本人となるのが基本です。

モビットを利用中は自動車ローンが組めない!?のウソホント

ここまでは自動車ローンを取り扱っている会社やその特徴を取り上げてきましたが、ここで大きな問題(不安)が発生している方も多いでしょう。それは、「カードローンでお金を借りているんだけど、自動車ローンの審査は大丈夫かな…」ということ。さて、モビットをはじめとするカードローンは自動車ローンに影響を与えるのでしょうか?(参考ページはこちら→他からの融資がどのように審査に関わるのか?

審査対象になるのは、「残高」ではなく「限度額」

例えば、「100万円の利用限度額を持っていて、今は残債務が20万円になっている」としましょう。このとき、自動車ローンの審査対象になるのは実際の残高である20万円ではなく、利用可能額の100万円であることに注意しなければいけません。

理由は言うまでもないでしょう。いつでも100万円借りれる状態にあるという事は、自動車ローンを締結した後に、いつでも80万円を借りる事ができて、カードローン残高が100万円になってしまうかもしれないことを懸念しているわけです。

つまり、収入と自動車ローンの契約額に見合っただけのカードローン利用の範囲内かを審査されていると考えるべきで、「残り数万円だから大丈夫だろう」では済まない可能性があります。

頭金を用意できるなら、カードローンの返済に充ててしまおう!

よく、「頭金を用意すれば、それだけ審査も甘くなる」と考える方がいますが、もし頭金を用意できる余裕があるのであれば、その分を今ある借り入れの返済に充ててしまうことをお勧めします。頭金でローン申込額を減らすより、審査で他からの借り入れがない方が有利に事を運ぶことができるからです。

モビットとの契約もなくしたくないという方の対処法

先に述べたとおり、審査の際には「利用限度額」をチェックされることになります。つまり、モビットとの契約を見直す必要もあるという事になりますが、今後の利用も考えて解約はしたくないとお考えになる方もいらっしゃるでしょう。

そんな時には、「利用限度額の減額」を申請してみるのもひとつの方法です。契約解除ではなく、一時的(半年~1年の単位)な利用限度額の縮小を申し出ることで、限度額は下がるが契約は継続できることになります。

住宅ローンの場合、消費者金融との契約自体を嫌う金融機関もありますが、自動車ローンについては、そこまで過剰な反応ではありません。ですから、モビットを利用中の方でも限度額さえ下げておけば審査を有利に進めることは不可能ではないんです。

自動車ローンを組む場合、モビットなど消費者金融からの借り入れがプラスに審査されることはまずありません。しかし、身の振りようによってはマイナスに作用させることも防ぐことはできます。プラスでもマイナスでもない、「借入があるけど大丈夫だね」と審査を通過する人も大勢います。

自動車ローン代わりにモビットからの借りるのは得策か!?

最後に、「自動車ローンを組むほどの額じゃないし、モビットから借りて支払っちゃえばいいや」と思った方はいらっしゃるでしょうか。審査うんぬんが面倒だし、既に借りる事ができるモビットや他のカードローンで借りれば済むことじゃないか、と。

その考えもない事はないですが、金利面で非常に不利になることは確実です。長く利用していれば金利も下がることがありますが、基本100万円未満の限度額の方は年利18%程度はかかってしまいます。数万円の車検代ならまだしも、数十万円の費用がかかりそうなときは、やはり自動車ローンを利用することが理想的です。

カードローンにはカードローンの、自動車ローンには自動車ローンの使い方があります。審査の手間を省くことも一理ありますが、できることなら目的に応じたお得なローンを上手に使い分けることを心がけたいものですね。
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