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とちぎんにあるカード・ローンのモビット、一体これは何?

CMも頻繁にやっていることもあって、誰もが知っている消費者金融の一つになっているモビットですが、モビットは大手メガバンクである三井住友銀行のグループ企業になっています。これはかなり前からグループ企業に入っています。

しかしとちぎんモビットのようなものも見かけたことがあるかと思います。とちぎんとモビットは何の関係があるのか、そしてとちぎんは三井住友銀行グループなのかなど、わからないことも多いと思います。そのとちぎんモビットに関する疑問を解決していきましょう。
(⇒モビットは何故銀行と関係しているの?

とちぎんは栃木銀行の略称

ではまずとちぎんについて学んでいきましょう。とちぎんはその名の通り、栃木銀行の略です。とちぎんは宇都宮市に本店をおいている第二地銀で、あまり規模の大きな銀行ではありません。なので知らないとか使ったことがないという人も少なくないでしょう。

もちろんとちぎんが全国規模に展開しているということもありません。宇都宮市と園周辺を中心にしてとちぎんは営業を展開しています。なので栃木県民には馴染みがあるかもしれませんが、その他の人たちにとってはあまり馴染みのない銀行、ということになるでしょう。

だからといって全くダメというわけではありません。なんといっても戦中から存在している銀行ですから、かなりの歴史があります。数十年の歴史を誇っている銀行というのも、そこまで数はないでしょう。とちぎんは地方では圧倒的に信頼されています。

余談ですが、あまり規模が大きくない、資本力もさほど無いということもあって、大手の使っていたATMなどを譲り受けたりしているようです。特に仲がいいのは現在の三菱東京UFJ銀行グループだそうで、今でも営業面などではつながりがあるとされています。

とちぎんとモビットの関係性

栃木銀行がそのような歴史がある宇都宮周辺では非常に知られている第二地銀であるということを前提としてわかってもらえたでしょう。では、栃木銀行にはなぜとちぎんモビットのような名前のカードローンが存在しているのでしょうか。

成26年2月いっぱいで実はとちぎんモビットというのはなくなっています。今はとちぎんモビットから変わって、とちぎんスマートネクストという名前のカードローンを新たに作っています。基本的にはあまり今までのものとは変わっていません。

とは言え2014年の初め頃まではとちぎんモビットは存在していたわけです。どういう関係性があるのか、モビットととちぎんが何をしているのか?もしかしたらとちぎんが三井住友銀行と何らかの関係があったのかと思うかもしれません。

しかしそういうことではないのです。とちぎんとモビットは提携関係にあり、名前を使ってはいましたが特に何か銀行グループに入るとかそういうものではなかったのです。とちぎんのカードローンを作るときにモビットが協力していたのです。

保証会社としてのモビット

モビットを使っている人も以外に知らないことですが、モビットは単純に消費者金融としての営業だけではなく、いろいろな業者の保証会社としての役割を担っている場合もあります。保証会社としての存在もモビットの一面なのです。

とちぎんモビットもモビットが保証会社として入っていたのです。そして保証会社として提携しているだけではなくて、名前としてもモビットという名前をつけることで非常に信用ができると思ったのでしょう。同じようなことを地方銀行は他にもやっています。

他の地方銀行もモビットと提携することにより、とちぎんモビットのように多くの貸出ができるようになったのです。それまでは単独での貸出が難しかったカードローンが、モビット都の提携によって貸出がやりやすくなったというわけです。

地方銀行とカードローン

地方銀行がカードローンを持っているのは今では当たり前になっていますが、その昔はカードローンというのは地方銀行は持っていなかったのです。それもそのはずで大銀行ですらもフリーローンしか持っていないという時代は長くありました。(参考ページはこちら→フリーローンってどんな融資?

今や銀行系カードローンというのが主流になりつつあり、消費者金融よりもメジャーになってきています。しかしこの銀行系カードローンのノウハウというのがとちぎんでもなかったのです。地方銀行にとっては個人向けの融資が難しかったのです。

しかしモビットのように長年消費者金融として個人向けの融資をしてきていたこともあり、モビットと組むことによって地方銀行も貸出がやりやすくなりました。モビットと組んでいるのはとちぎんを始め多くの業者が組んでいたのです。

モビットの名前を使ってとちぎんモビットのようなものが出来るのは、ある意味必然で必要なことだったというわけです。

とちぎんモビットからの変化

現在はとちぎんモビットではなくなったというのは理由はわかりませんが、とちぎんスマートネクストという名前になっています。とちぎんスマートネクストもモビットを使っていないから悪いということはなく、れっきとしたカードローンです。

銀行系カードローンとしてのレベルはどうなのか、使えるのかモビットよりも優れているのかなど気になる点は多いと思うので少し調べてまとめてみました。

利用できる人

利用については下記の通りになっています。

  • 20歳以上65歳未満の人
  • 収入があり安定継続している人
  • 居住や勤務先が栃木銀行の営業圏内にある人
  • 保証会社の保証を受けられる人
  • 他にとちぎんのカードローンを持っていない人

というようになっています。

他の銀行系カードローンと同じように、20歳以上であれば借り入れが出来ますし、定年延長をしている人でも65歳までは借りられるというのは銀行系カードローンとしてはよくある特徴です。他と同じくらい借りやすい年齢制限だと思います。

気になる点は安定継続した収入がある人というところですが、これは専業主婦は借りられないのか?ということです。専業主婦が借りる事ができない、申込みができないということがはっきりと書いてあるわけではないので、出来ないわけではないでしょう。

ただ、安定継続した収入が必要ということですから、安定して夫が収入があるというのを証明しなければならない可能性は高いです。同意書までは必要はありませんが、夫の収入に関しての質問というのは専業主婦では可能性があると思っておきましょう。

もう一つ保証はどうなっているの?というのが気になるところだと思います。とちぎんモビットの時はモビットが保証会社をしていたけれどもとちぎんスマートネクストもモビットなの?というとそれは違います。エムユー信用保証というところになります。

とちぎんモビットからとちぎんスマートネクストに変わった段階で、信用保証会社も変わっているということですね。
(⇒融資審査のさらに詳しい基準はこちら

利用限度額と利率

次に利用限度額と借入利率についての関係性です。とちぎんスマートネクストでは借入限度額は30万円~500万円までに段階的に分かれています。30万円からなのであまり少額融資を求めているという人には、多い枠かも知れません。

ただ、たくさん借りたいという人や一般的に多い100万円前後の枠を持つという意味では、とちぎんスマートネクストは十分な限度額を設定してくれるでしょう。利率は限度額が上がっていくごとに下がるものですが、段階的に決められています。

  • 30万、50万、70万円…14.8%
  • 100万、150万、200万円…9.9%
  • 250万、300万円…6.0%
  • 400万円…年5.0%
  • 500万円…年4.0%

このように段階的に金利は下がっていきます。ちなみに利率は固定金利になっていますので、信用が上がったら金利を下げてくれるというようなことはあまり期待しないほうがいいでしょう。それよりも枠を増やすことによって金利を下げることになります。(参考ページはこちら→低金利の為にはまず増額を?

枠を増やすためには結局返済実績が必要になるので、有利に使おうとするのであれば、金利を下げるために返済実績を着ける以外には無いということになります。この点は他の業者とほとんど同じと言えるでしょう。

とちぎんがオススメな人

以上のような条件から見て、とちぎんを使った方がいいおすすめの人というのはどういう人になるのでしょうか。まずとちぎんは全国区の銀行ではなく、地方銀行で宇都宮周辺や栃木周辺に存在している地方銀行です。そしてカードローンも地元向けです。

なのでとちぎんが近くにある人だけが使えるということになります。とちぎんと一切関わりがないという人の方が多いかと思いますが、そのとちぎんと関わりがないという人は使えないということになります。そもそも規約にもちゃんと書いてあります。

まずはとちぎんとの口座を締結するために、近くに住んでおくことが重要になります。それが出来る人の中でもとちぎんスマートネクストを使う方がいい人は限られてくるでしょう。

正社員でたくさん借りたい人

一番オススメできるのは正社員の人で、借入金額を多くしたいという人でしょう。借入金額をだいたい400万円とかそのくらい借りたいという人もいると思うのですが、そのくらいの金額を借りる人はとちぎんスマートネクストは使いやすいと思います。

とちぎんスマートネクストの金利について調べていけばわかりますが、上記のように段階的に落ちていきます。そして固定金利ということになっていますから、返済を進めていっても特に金利を特別下げてくれるということはありません。

枠を大きくしていくことでしか金利を下げる事ができないですから、借入をするのであれば枠をたくさん欲しいと思っている人、ということになります。枠をたくさん欲しい、借入をたくさんしたいという人には低金利での貸出をしてくれます。

逆に借入金額が10万円程度でいいという人にとって見れば、30万円の枠からのスタートなので、少し多く感じてしまうでしょう。10万円くらいの少額融資を希望する場合は、少額融資用のカードローンが他にもあるのでそれを使うのがいいと思います。

あえてとちぎんスマートネクストを全員が使う必要はないですし、近くに住んでいる人や勤務している人しか使えないですから、よく大手の銀行系カードローンや自分の住んでいる近くにある地銀のカードローンと比べた上で使うのがいいでしょう。

モビットのおかげで成長

とちぎんスマートネクストになるまでにはとちぎんモビットがあった、というのは説明したとおりですが、とちぎんモビットから成長して今のスマートネクストに変わったのは確実にモビットの貢献があったというのは間違いないと思います。

色々な考え方はあると思いますが、とちぎんを始めとした地方銀行には最初、カードローンとして貸出をするためのノウハウなんてありませんでした。保証会社もどこを選んでいいのかわからないし、大手に対向する手段はなかったと思います。

そこにモビットと提携することによってモビットと一緒にノウハウを学ぶことが出来たということ、ノウハウだけではなくモビットの名前を使わせてもらう事ができたということ、それが今のとちぎんスマートネクストにもつながっているのではないでしょうか。

とちぎんスマートネクスト以外にもとちぎんにはフリーローンもありますから、フリーローンも見比べてみるのもいいでしょう。大手の銀行系カードローンと比べていいのか?というと微妙なところもありますが、使えないことはありません。

地域限定になってしまいますが、使える人は検討すべきカードローンだと思います。また、とちぎんモビット以外にも他の地域にもモビットと提携している銀行系カードローンはありま下から、それらを使うかどうか検討するのも悪くないでしょう。

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