誰でも簡単に借りられる…はウソ!モビット審査が甘いことはない!
「スムーズにお金を借りるなら消費者金融がいい」とよく巷で言われていますが、本当にそうでしょうか?
例えば大手消費者金融の「モビット」。モビットでは簡単にお金を借りることが出来る…なんてことは絶対にありません。では、そもそも審査ってどうやって行っているの?と気になる疑問はたくさん出てきますよね。
そこで、モビットをはじめとしたカードローンの「審査内容」について今回は解説していきたいと思います。
「消費者金融だからすぐに借りれる」ほどモビットの審査は甘くない!
誰でも簡単に利用できるイメージですが実際はそうではない…ということですね。
そもそも利用条件自体を比較しても銀行と変わらない!
まずは利用条件をチェックしてみましょう。モビットの利用条件は
- 年齢が満20歳以上69歳以下の方
- 安定した定期収入がある方
の2つだけです。非常にシンプルですし、確かにこの利用条件だけみたら「当てはまっていれば誰でも借りることが出来そう」というイメージを持つ方は多いでしょう。
しかしここで、銀行カードローンの利用条件を見てみましょう。「モビット」と同じグループである「三井住友銀行」のカードローンの利用条件はこちらです。
- 申込時の年齢が満20歳以上69歳以下の方
- 原則として安定した定期収入がある方
- 三井住友銀行が指定した保証会社の保証を受けられる方
と、保証会社の保証を受けられる人…という条件が追加されるものの、それ以外の2つの条件を比較してみると正直そう変わらないと思いませんか?
「銀行のカードローンは審査が厳しい」という印象を多く持っている人は多いと思いますが、それは利用条件からは全く見えてこないことがおわかりいただけるかと思います。
それぞれの会社の審査基準が違うので、一概に甘い、厳しいと言い難い
とはいえ、利用条件が近いからといってモビットの審査が厳しいという裏付けにはならない、と考える方もいるでしょう。
例えば「消費者金融の方が金利が高いから、その分多くの人にお金を貸せる」「銀行カードローンに落ちた人を客層として取り入れる必要があるから審査が甘め」という話はよく聞きますよね。
確かにそういった会社もないわけではないでしょう。しかし、すべての会社にはそれぞれ独自の「審査基準」を持っています。
次のトピックで詳しく「どのような基準で審査が行われているのか」を解説しますが、その中でモビットであればモビット独自の基準があり、それにそぐわない人は残念ですが審査に落ちてしまうわけです。
あくまでも「モビットの審査基準に自分が当てはまっているか」がカギとなっており、他人からの評価では全くわからない…ということですね。
知りたい!そもそも審査ってどうやって行っているの?
それでは気になるのが、「カードローンの審査ってどのようなことをチェックしているのか」という部分でしょう。
多くの方は「年収」や「他社からの借入」などを重要視しているイメージを持ちがちですが、他にも注目されるポイントがあります。中には「こんな部分が重要視されているの?」と意外に思う部分もあるかもしれませんね。
そもそも審査方法として主流となっているのは「属性スコアリング審査」と「属性モデル像審査」です。
まずはそれぞれどのような審査方法なのか?という点から解説していきたいと思います。
自身の「属性」に点数をつける「属性スコアリング審査」
「属性スコアリング審査」とは、スコアリングという名前が入っている通り、自身の属性(詳細なプロフィールのようなもののことです)にそれぞれ点数をつけ、一定以上の点数になっていれば審査に可決出来る、という審査方法です。
それぞれの属性につけられる点数や評価段階はそれぞれの会社によって違うとしかいえませんが、大体の傾向は決まっています。
項目 | 点数高 | 点数低 |
---|---|---|
年収 | 高い | 低い |
雇用形態 | 公務員・社会人 | パート・アルバイト・自営業 |
勤務先の規模 | 大きい | 小さい |
勤続年数 | 長い(3年以上) | 短い(1年未満) |
持ち家の有無 | あり(自分名義) | なし |
固定電話の有無 | あり | なし |
もちろんこれらは審査項目の一部ですが、このような感じで自身の属性が点数がプラスになるか、もしくはマイナス(または加算されないか)を項目ごとに判断され、スコアを計算していくわけですね。
個人ごとにスコアリングしていきますので、お金を貸しても大丈夫かどうかしっかりと確認出来る反面、次にご紹介します「属性モデル像審査」に比べると時間がかかってしまうというデメリットがあります。
過去の利用者から当てはめていく「属性モデル像審査」
個人の属性情報から点数をつけていく「属性スコアリング審査」に対して、細かい属性の計算などは行わずざっくりと審査を行う方法が「属性モデル像審査」です。
ざっくり…と書きましたがその精度が低いわけではありません。むしろこの属性モデル像審査は精度は非常に高いと言われているようです。
どのような審査方法なのかというと、これまで会社…例えばモビットであれば、モビットが過去にお金を貸してきた顧客は当たり前ですがたくさんいます。その中にはきちんと返済してくれる人もいれば、返済を怠ってしまう人もいるわけです。
そのような顧客の特徴(属性)をある程度「モデル化」し、そのモデルを基準として審査の可否や利用限度額、金利などを決定していくという方法です。
例えば、きちんと返済しているモデルのひとつに、このような属性を持っている人がいたとしましょう。
このモデルに似ている属性を持った人が申込みをした場合、きちんと返済できている=返済能力があると判断されるので、審査に可決する可能性が高くなります。
モデル像審査は属性スコアリング審査と違い、近いモデルに当てはめてその結果から審査結果を導き出していくため非常に審査スピードが早く、最近の流行である「スピード審査」に非常に沿った審査方法と言えるでしょう。
属性スコアリング審査の場合は個人に点数を着けるため、近い属性であっても審査に通る可能性もあるわけです。
「このカードローンは審査に通ったのに、ここは通らなかった」という場合、もしかしたらあなたが申し込む前に、あなたと近い属性の人がやらかしている可能性があるかもしれません。
これらに加えて「独自基準」や「信用情報」のチェックも
審査は上記の2つのうちどちらかで終わるわけではありません。
さらにそれぞれの会社での独自の審査基準がプラスされますし、もう一段階審査を行う会社もあります。
加えて自身のこれまでの借入やクレジットカードの利用履歴などをまとめた情報「信用情報」のチェックも必ず行われます。
信用情報のチェックでは
- 他社からの借入がないか(ある場合いくらか・返済は順調か)
- 自己破産や延滞などの事故情報がないか
- その他気になる情報はないか
など、お金を貸しても問題ないかをチェックします。
いくら属性面の審査で問題なかったとしても、信用情報で何かしらひっかかることがあればお金を借りることが出来ない可能性は非常に高いです。
むしろ、信用情報が審査の中では一番重要といっても過言ではないかもしれません。
モビットの審査基準は…不明。これは絶対に外部にはわからない
こういった内容の審査を行っていることはおわかりいただけたかと思います。
ですが肝心の「モビットの審査基準はどんなものなの?」という疑問には残念ながら回答することが出来ないんです。
その理由は簡単で、モビットの審査基準が外部に漏れることはないからです。もちろんモビットに限らず、アイフルやアコム、銀行で言えばみずほ銀行やレイクといったすべてと言えるカードローンの審査基準はわかりません。
同じ属性なのにカードローンの審査に通る会社と通らない会社があるのは、それぞれが独自の審査基準を持っているからです。
それが外に知られてしまうと、受験ではありませんが対策を取られてしまいますよね。それはお金を貸す上で非常にリスクが大きくなってしまうので、絶対に外部には知られないような極秘事項となっているんです。
あなたはどれだけ当てはまる?審査に落ちる原因はコレ!
結局モビットの審査基準がわからないのでは意味が無い…とガッカリしたかもしれません。
しかし、審査に落ちてしまう原因は数多くあれど、「これに当てはまったら審査に落ちてしまう可能性が高くなる」項目というのはあるんです。
もちろんモビットの場合だけでなく、カードローンの申込みをする上で共通している原因です。
これらにあなたが当てはまっているなら、それが理由でモビットの審査に通らない…なんてこともあるかもしれませんよ。
申込時に入力(記入)漏れ・間違い・ウソがある
まず最初はこちらです。申込時の入力、あるいは記入する項目に漏れがある、間違いがある場合は「書類不備」として扱われる可能性が非常に高く、属性審査以前に審査落ちしてしまうケースがあります。
特にインターネットからの申込みが簡単に出来る会社が多いため、ネットを通じて必要事項を入力する人はかなり増えたと思いますが、ついつい知らない間に打ち間違いをしているかも。
また、スマートフォンから申し込む場合は予測変換で知らないうちに思わぬ単語に変換されている可能性もありますね。
当たり前のことですが、書類に不備があるだけでさっくりNGになってしまうので、焦っているときほど2回・3回の見直しは必須です。
もちろんウソを書くのはNG。特に他社の借入金額や年収に対してついウソをついてしまうケースが多いのですが、ウソは最悪詐欺罪として告訴されても仕方ないことです。
そうでなくとも、ウソをついた状態で審査に可決してもウソがついていることがわかった場合、新規の借入停止に加えて現在借入中のお金の全額一括返済を求められる可能性があるので、絶対にウソは辞めましょう。
連絡してもなかなか連絡先につながらない
いくら審査に可決したとしても、連絡先に連絡がつかないともちろんですがお金を貸すことは出来ません。
そもそも連絡先とは連絡がつかなければ意味がありません。申込時の連絡先記入欄にも「連絡可能時間帯」を記入する欄はあったはずです。
もちろん急に病気になって入院することになった…というような思わぬ出来事があれば別ですが、単純に面倒で連絡を受けないなどは言語道断。
「連絡が繋がりにくい=お金を貸しても踏み倒される可能性が高い」と判断されるため、それまでの審査で可決する向きであっても、一気に審査落ちする可能性が大!と言えます。
お金の借り過ぎ(総量規制)でこれ以上借りることが出来ない
モビットのような消費者金融のことを法律上は「貸金業者」と言います。そして、貸金業者には「貸金業法」という法律が適用されます。
その貸金業法の中で「総量規制」という仕組みが決められています。この名前をご存知の方も多いのではないでしょうか?
総量規制では、貸金業者から借り入れられる金額を「年収の3分の1」を上限としています。「そんなの関係ない!自分はもっと借りたいんだ!」と思うかもしれませんが、これを破ってしまうと貸金業者側に厳しいペナルティが課せられるのでNGなんです。
仮に年収300万円の人であれば、100万円までしか借りることが出来ません。すでに他の会社から50万円ずつ借りていると、バッチリ100万円。総量規制いっぱいいっぱいですよね。この状態でモビットに申し込んでも「貸せる余裕がない」というわけです。
また、クレジットカードの「キャッシング枠(現金引き出し枠)」も総量規制に含まれます。実際利用していなくても契約しているだけで含まれますので、利用していないクレジットカードのキャッシング枠は0円に変更するか解約しましょう。
他社で延滞している・過去5年以内に破産などをしている
そりゃ当然だろ…という理由ではありますが、すでに他の会社でお金を借りていて現在延滞しているような方は、いくらモビットに申し込んでも利用することは出来ません。もちろんモビットに限らずどこでも不可と思っていいでしょう。
先ほど「信用情報」について簡単にですが説明をしました。この信用情報、加盟している金融機関内で情報を共有しているため、いくら申込時に内緒にしていてもどのような状態か簡単にわかってしまうんです。
他社からの借り入れがないとウソをついていてもバレてしまうのも同じ原理。なので、絶対にウソはつかないようにしましょうね。
延滞をしている人=返済能力がない人と当たり前ですが判断されてしまうため、いくら属性がよくても審査には確実に落ちます。
同様に、過去5年以内に自己破産や任意整理などの債務整理を行っている場合も審査に落ちると思って構いません。これはそれらの行為が5年~10年という長い間信用情報に残ってしまうからです。
自己破産 | 任意整理 | 個人再生 |
---|---|---|
5年~10年 | 5年 | 5年 |
返済が出来ないから債務整理を行った、という判断がされます(実際そのケースでしょう)ので「お金を貸してもまた債務整理されるのでは?」と敬遠されてしまいます。
誰でも借りることが出来る業者は逆に危ない!?その理由
モビットは思ったよりも審査が甘くない…ということはおわかりいただけているかと思います。が、世の中にはモビットと違い、あっさりとお金を借りることが出来る業者も存在します。
もちろん審査基準が違うのであっさりと借りることが出来てもおかしくはないのですが、中にはその貸金業者(消費者金融)がきちんとした業者ではなく、危ない業者である可能性もあるんです。
条件もほぼなくスムーズに借りられる業者は危ない!
利用条件もほぼなく、申し込んだらすぐに連絡先に電話がくるような業者の場合、ちょっと警戒したほうがいいでしょう。
単純に審査スピードが爆速!という可能性もゼロというわけではありませんが、多くの場合は「とりあえずお金を貸すことが目的」の業者である可能性があります。とりあえずお金を貸して、法外な金利で取り立てる…いわゆる「ヤミ金」ですね。
時々電柱などにも「金利0円ですぐお金を借りられます!」なんてチラシが貼ってありますが、ああいうのは大抵正規の貸金業者として登録をしていない「ヤミ金」です。
一度ヤミ金に引っかかってしまうとなかなか抜け出せないケースも多いようです。また、最近は「ソフト闇金」といって、金利こそ法外なものの、取り立てを行うことはなく返済の相談に乗るなんてこともしているようです。
いくらお金を借りられるといってもヤミ金は負担も大きいです。一時のお金のために「すぐ借りられる」という甘い言葉で誘ってくるような業者は避けるようにしましょう。
連絡先にきたお誘いや、審査と称してお金を貸す業者も要注意
場合によっては、連絡先に知らない番号から電話がかかってきて「お金が必要なら貸しますよ」という営業を行うこともあるようです。
特に自己破産をした方の場合、官報に名前などが記載されてしまうので、それを参照してコンタクトを取ってくることもあるのだとか。
もちろんまともな業者であればそんなことはしませんので、悪徳業者の可能性が大!いくらお金が必要であっても絶対にそのお誘いには乗らないようにしましょう。
また、小さな業者の中には「あなたの返済能力を確認したいので、まず1万円をお貸しします。1週間以内に2万円返済していただけたら、お約束の20万円をお貸しします」なんて方法の審査?を行うところがあります。
これ、文章を読んだだけでなんかおかしい…?と気づけますよね。そもそも貸してくれたのは1万円なのに、なぜ2倍の2万円を返済しなければならないのか?そもそもこれって審査になるの?という疑問が浮かぶかと思います。
その覚えた違和感は正解です。仮に2万円返済したとしてもその後連絡がくることはなく、電話番号も変わっています。そう、詐欺の手段としてこういった方法を利用している業者も増えているんです。
街金のような小さめの消費者金融なら安全!
街金と言われるような、小さい個人でやっているような正規の消費者金融であれば、法外な金利が設定されることもなく安心です。
ただしモビットのような大手消費者金融と違い、
- 即日融資は出来ない可能性が高い
- インターネット申込み不可な場合も
- 金利が最高20%(法定内最高)の可能性アリ
- 借り入れと返済は店舗でしか行えないケースも
など、利便性の面ではだいぶ劣ってしまいます。街金ほどの規模よりももう少し規模が大きい「中手の消費者金融」であればインターネットで申込みが出来たり、振込で融資をしてくれる場合もあります。
大手の方が安心感もあると思いますので、やはり審査は厳しくてもモビットで借りることが出来れば一番いいですよね。
正規の業者かどうかは金融庁ホームページで検索可能。まずチェック!
とはいえ、街金のような小さな消費者金融はホームページを出していないことも多いため、外から見てもヤミ金なのかそうでないのかわからない、という人が大半だと思います。
正規の業者であれば安心ですが、そうでない場合お金を借りるまでお店から出られない…なんて、ドラマで見るようなイメージをしてしまいますよね。
小さい業者だからヤミ金かもしれない…という博打を踏む必要はありません。金融庁はホームページにて、正規の貸金業者の検索「登録貸金業者情報検索入力ページ」を提供しているんです。
このページにてその業者の名前を入力、あるいは所在地にて検索すれば、きちんと正規の貸金業者として登録した会社のみが出てくるようになっています。もちろん「モビット」で検索しても以下のように出てきますよ。
登録番号 | 日本貸金業協会会員番号 |
---|---|
関東財務局長(6)第01239号 | 第002980号 |
逆に数字が小さければ小さいほど新しい業者だということです。最近ではヤミ金でも登録をするケースがあるようですが、そういったところは大抵数字は「1」。
小さい業者でも探せば数字が大きめのところがあるので、カッコ内の数字が「1」以外の業者を探すことも可能です。
日本貸金業協会会員番号は、業界の自主規制機関に加盟しているかどうかです。加盟しているほうがより安心!という感じですね。
審査は甘くない。だけどリターンも大きいのが「モビット」
消費者金融は審査が甘いと言われていますが、モビットに限らず消費者金融系カードローンでも決して審査が甘くない…ということがおわかりいただけたかと思います。
もちろん自分自身の属性も大切ですが、それよりも重要と言えるのは「その会社に自分が合った属性か」という点ではないかと思います。
モデル像審査を利用している場合は特に、以前自分と似た属性の人が延滞などをしいていたら審査に通りにくい可能性があります。
ただ、審査が甘くない分リターンも大きいのがモビットです。ATMはもちろん、WEBからの借り入れも簡単に行えますし、「WEB完結」を利用すれば電話連絡ナシでお金を借りることも可能です。
より便利に利用するならそれ相応の審査を通過する必要はありますが、きっと満足できるはずです。
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