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大手消費者金融を比較!アコムとモビットに違いはあるの?

消費者金融のカードローンでキャッシング。何も見ないで思いつくとすれば、殆どの方が業界大手のごく少数の会社(あるいはブランド)になるのではないでしょうか。「アイフル・アコム・プロミス・モビット」この4社は見たこと、聞いたことがあるでしょう。(参考ページはこちら→借入先の大手は限られている?

「あれ?レイクは?」と思われた方はいらっしゃるでしょうか。レイクは今、新生銀行のカードローンブランド名となっています。つまり、消費者金融ではなく、銀行のカードローンとなっているわけですね。余談ですが、旧レイクは「新生フィナンシャルカードローン」と名称変更をしています。
(⇒多くの消費者金融は銀行の傘下へ

では、消費者金融大手はどこも同じようなものなのでしょうか?今回は、業界大手の中からアコムとモビットの2社に絞り込んで、違いを探ってみます。カードローン初心者の方にもわかりやすく比較をしていきますので、消費者金融会社選びの参考となればと考えています。
(⇒金融業者同士の比較は重要です

アコムとモビットの取扱商品

ローンを「商品」と呼ぶことに違和感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、カードローンもフリーローンも、ひとつひとつが立派な「商品」なんです。では、アコムとモビットが取り扱っている商品には違いがあるのか比べてみましょう。

【取扱商品一覧】

アコム モビット
?カードローン(アコムカード)
?借り換え専用ローン
?クレジットカード(ACマスターカード)
?ビジネスサポートカードローン
(個人事業者専用)
?カードローン(モビットカード)

アコムは通常のカードローン以外にも複数のサービスを提供しているのに対し、モビットはカードローン一本で営業していることがお分かりいただけるでしょう。同じ「大手消費者金融」と言っても、取扱商品だけで大きな違いがあるんですね。

アコムに複数の商品があるのはなぜ?

アコムが取り扱っている商品には、それぞれに特徴があります。上の表、?の個人向けカードローンにはできない、それぞれの特徴をざっくりとご紹介しましょう。

商品 特徴
?借り換え専用ローン ・他の「貸金業者」での借入残額をまとめるのが目的
・新たな借入れはできなくなり、返済専用となる
・総量規制の対象外になる
?クレジットカード
(ACマスターカード)
・アコムが発行するクレジットカード。国際ブランドはMasterCard。
・クレジットカードなので、ショッピング枠とキャッシング枠がある。
・ショッピング枠は総量規制の対象外。
・海外キャッシングも可能。
?ビジネスサポートカードローン
(個人事業者専用)
・事業向けのカードローンなので、総量規制の対象外
・事業資金しては比較的少額の融資を、繰り返し借りることが可能
・株式会社などの法人になっていない、「個人事業者」専用のローン

ローン初心者の方向けに、2つの用語を説明しなければいけないでしょう。まず、「貸金業者」とは何か。次に「総量規制」とは何かは覚えておきたい言葉です。

「貸金業者」とはどんな業者?

「貸金業者」は、個人に対してお金を貸す商売をしている個人や企業のうち、銀行などの金融機関を除いたもの全てを言います。営業をするためには「貸金業登録」が必要で、登録は3年ごとに更新をすることになっています。消費者金融や信販会社が代表例ですが、他にもサービサー(債権回収業者)やローン保証専門会社もこの登録を行なっています。

アコムの「借り換え専用ローン」は、これら貸金業者で借りた残額をまとめることが目的になっていますが、銀行など金融機関からの借り入れについてはまとめる対象にはしていません。それは次の「総量規制」を理解すればなぜかが分かるでしょう。

「総量規制」とはどんな規制?

では、「総量規制」についても理解をしておきましょう。「総量」とは、個人1人に対して貸金業界全体で貸付ができる合計額のことで、それを「規制」しているということです。そして、個人1人に対しての総量は、年収によって決まることになっています。

貸金業界全体で個人に貸付できるのは、「その人の年収×1/3まで」。年収600万円ならば200万円まで、年収が300万円なら100万円までとなりますね。そして、これは「貸金業界」が守らねばならないことで、銀行などの金融機関は対象外です。

さて、アコムの「借り換えローン」に条件があったのは、この「総量規制」の対象になっているローンであることを理解できたでしょうか。実は貸金業界からの借り入れでも、「借り換えやおまとめ」、「事業用(ビジネス)ローン」は総量規制の対象外なんです。対象になるものは、貸金業界の個人向けフリーローンやカードローンということですね。

「総量規制」は、これから先に法律が変わらない限り適用されるものなので、一般知識として覚えておきましょう。困ったときにこの知識があるのとないのとでは、取るべき行動に大きな違いが生まれますので、大まかにでも知っておくべき事柄です。

アコムとモビットのカードローン比較

では、上の表の?、個人向けカードローンについては大きな違いがあるのでしょうか。まずはアコムとモビットの申込条件や金利などを比較してみてください。文章よりも表の方が比較しやすいでしょう。

申込条件と金利の比較

アコム 項目 モビット
20~69歳 申込可能年齢 20~69歳
本人にお勤めなどの安定収入(年金のみは不可)があればOK 雇用形態の制限 定期的な安定収入があれば非正規・自営業もOK
不要 担保・保証人 不要
【100万円未満】:4.7~18.0%
【100万~500万】:4.7~15.0%
金利
(年利)
【1万円~800万円】:3.0~18.0%

上の表を見る限り、申込年齢の上限以外は似たような条件になっていますね。

また、金利に大きな幅(4.8~15.0または18.0%)がありますが、初回の契約では最高の利率が適用されると考えておくと良いでしょう。いきなり300万や500万を借りるとなれば事情も異なりますが、数十万円規模での契約ならば、両社とも18.0%付近になると考えておくのが一般的です。

サービス内容の比較も重要!

利用条件をクリアしていれば、サービス内容をよく比較して申込先を選びたいものですよね。アコム・モビット共に独特のサービスを展開していますので、どちらが自分に合っているかを考えながら比べてみましょう。
    【アコムの主なサービス内容】

  • 初めての契約&返済期日を35日ごとにした場合、契約日の翌日から30日間金利0円
  • ネットや電話で24時間振込融資の申込みが可能。振込手数料は無料。楽天銀行の口座へは、最短1分で振り込みも可能!
  • ネットからの振込返済も手数料無料で24時間可能!

金利0円サービスは、徐々に広まりつつある初回限定特典のようなものです。返済方法を口座振替ではなく、35日ごとの入金(または振込)に設定することが条件になっていますが、少額の借り入れなら30日以内の随時返済で金利を0円に済ませることもできます。

また、借り入れも返済もネットを利用した振込で済ませると、ATMの利用手数料を節約できますし、メンテナンス時間を除けば24時間365日自宅での利用が可能なのも便利です。銀行や信用金庫への振込希望では時間帯に注意しなければいけませんが、それを上手く操れればとても有益なサービスと言えます。

ネットからの振込返済については、インターネットバンキングを利用しての取引になるため、その準備が必要となります。ネットバンキングはそれ自体が非常に便利なシステムですから、上手に利用したいものですね。

    【モビットの主なサービス内容】

  • WEB完結サービス(2つの条件を満たしていれば、審査は全てオンライン)
    (条件1)三井住友銀行か三菱東京UFJ銀行の口座を開設している
    (条件2)お勤め先がわかる保険証(社会保険証など)を持っている
  • 平日9:00~14:50までに手続きをすれば、最短3分で振込キャッシング可能
  • 会員専用ページの「電子領収書システム」で利用明細の郵便物をなくせる

モビットははじめ、三菱UFJグループの消費者金融でしたが、紆余曲折を経て、今では三井住友銀行グループになっています。その影響か、申込み~契約までの流れをwebだけで完結させるサービスの条件に、2行のどちらかの口座を持っていることが挙げられています。

また、多くの方が不安に思っている、ご自宅やお勤め先への確認電話も省略できるのが、WEB完結サービスの大きな特徴です。その代わり、お勤め先がわかる健康保険証を提出することになっています。パートやアルバイトで国民健康保険に加入している方は、残念ながら対象外になっています。

振込サービスもアコム同様にネットで申込みができるようになっています。平日14:50までの手続きというのは、各銀行の振込手続きの締め切り時間(主に15:00)を考慮したものと考えられます。キャッシングが必要になったときには、時間内にチャチャッとネットで申込むのが便利です。

もうひとつが、「会員専用ページ」から電子領収書を発行してもらうことで、法律上義務のある利用明細などの発行書類をオンライン上で受け取ることができる点です。これを使えば、自宅への郵便物を気にすることなく利用することができますね。

申込みから審査完了までの手続きは?

利用条件もサービス内容も分かったら、いよいよ申込みからカードを受け取るまでの比較を行ないましょう。方法や時間差は2社の間にあるのでしょうか?

アコム 項目 モビット
?ネット・スマホ・モバイル
?電話(0120-07-1000)
?窓口・無人契約機
?申込書の郵送
申込方法 ?ネット・スマホ・モバイル
?電話(0120-03-5000)
?無人契約機
?申込書の郵送
9:00~21:00 審査通知時間帯
(ネット申込みの場合)
9:00~21:00
最短30分 審査所要時間
(審査通知時間内の場合)
審査時間:10秒簡易審査

申込みから審査にかかる時間には、大きな差はないように感じられます。モビットには有人店舗がないため、申込方法に「店頭窓口」がないことと、先にご紹介した「WEB完結サービス」があることが特徴でしょう。

アコム・モビット共に、公式サイトで「3秒診断」や「10秒簡易審査」とありますが、これらは審査の全てが終わったものではありません。信用情報などの照会など、きちんとした審査が完了するには、最短で30分は必要となることは見積もっておきましょう。また、申込む時間帯によって翌日以降になることもありえます。

最後の手続きはネット?自動契約機?

審査結果でOKが出たら、最後は本契約の手続きを行い、カード発行や書面の取り交わしが行なわれることになります。これもモビットの「WEB完結」ならばオンライン上の手続きで終了させることが可能。カードレスのカードローンとして、利用を開始することが可能になります。

それ以外の方法で契約を完了するには、両社それぞれにネットやFAX、自動契約機での手続きが必要になります。

アコム 項目 モビット
?書類を画像でアップロードまたはアプリで送信
?FAX
?無人契約機
?郵送
?窓口で申し込んだら、そのまま契約手続も行う
本契約手続方法 ?ネット(WEB完結はこの方法のみ)
?電話(電話申込みをした場合)
?無人契約機
?郵送
?無人契約機と店頭窓口なら、その場で受取可能
?それ以外は後日郵送
カード受取方法 ?WEB完結ならカードレス(発行なし)
?無人契約機へ出向けば、その場で受取可能
?それ以外は後日郵送
全国に1066台 自動契約機の数 全国に約350台

アコムならば自動契約機(むじんくん)や店頭窓口で契約をし、モビットならば自動契約機で手続きをするかWEB完結サービスを利用すれば、郵便物が送られてくることはないということになります。(参考ページはこちら→モビットのネット申し込みは様々な強みがあります

それだけ自動契約機は便利だということになりますが、近くになくても契約手続きはいろいろな方法で行うことができるというのも便利なことだと言えるでしょう。自宅に郵便物が届くのがイヤなどの諸条件を踏まえて、どの方法が一番簡単かを考えるのも重要なことです。
(⇒融資を使うとどんな郵便物が届く?

カードローン選びのまとめ

今回は「アコム」と「モビット」の大手2社に絞ってサービスや申込方法などを見てきました。しかし、消費者金融は最初に書いたとおり他にも大手がありますし、それぞれにサービスの内容も異なっています。それらを比較検討する際に、この記事の順番がお役に立てればいいな、と思っています。

各社の情報を一覧表にして、簡潔にまとめることが大事!

まずは申込条件を見ること。条件をクリアしていれば、どんなサービスがあるのかを吟味すること。そして、どのような申込方法や契約までの時間や手続きが必要なのかを確認すること。

順を追って比較していけば、最も自分が望むサービスを提供してくれる消費者金融に出会うことができるでしょう。公式サイトもあっちを見たりこっちを見たりで頭が疲れてくるものです。なので、「今、自分が知りたい項目は何なのか」を重点的に調べ、一覧表などの比較材料を自分で作ることをおすすめしたいですね。

沢山の情報を上手にまとめ、利用先を選ぶ。車や家電を買うように、ローンも性能(サービス)をしっかり吟味して、お得で便利なものを選ぶようにしましょう!

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