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ブラックだとモビットでの借入不可!その理由は何?

お金を借りるのに便利な手段といえばカードローン。特に大手である「モビット」を利用している方は多いのではないでしょうか。

しかし、モビットを急に利用できなくなることがあるかもしれません。その理由は「ブラック」です。

なんとなく聞いたことがある方もいるかもしれませんが、お金を借りる上で絶対になってはいけないもの、それがブラックなんです。なんと、一度ブラックになってしまうと、モビットでお金を借りることが出来なくなっちゃうんです!

そんな恐ろしい「ブラック」とは一体なんなのか?モビットを例に解説していきたいと思います。

お金が途端に借りられなくなる「ブラック」になる理由

お金を借りることが出来なくなる「ブラック」ですが、もちろん誰もがそうなってしまうわけではありません。普段何気なく利用していていきなり「あなたはブラックです!」なんて宣言されたらたまったものではありませんよね(笑)。

まず安心していただきたいのは、借りたお金をきちんと毎月返済していればそう簡単にはブラックにはならない、ということです。

最初は「なぜブラックになってしまうのか」というところから解説していきましょう。

基本は「お金を返さないとブラックになる」

ブラックになるにはいくつかの理由があるのですが、その中で一番「誰もが通る理由」と言えるのが「お金を返済しないこと」です。

当たり前ですが、モビットなどのカードローンでお金を借りるときは毎月決まった金額を返済する、という契約を前提としています。担保もなく、「返済してくれることを信用してお金を貸すよ」という「信用貸し」ですね。

ですが借りたお金を返済しない…これは約束を破ったのと同じですよね。もちろん1回くらいであれば「まあ仕方ないかな」と目をつぶってくれることもあるでしょう。

しかしその期間がとても長かったり、あるいは毎月のように遅れていると…「この人にお金を貸したのは間違いだった!」と判断されても文句は言えないですよね。

金融業界的にはお金を返してくれない状態を「延滞」と言います。延滞が3ヶ月以上続くと「ブラック」になる可能性がとても高いです。

債務整理を行っても「ブラック」になってしまう

延滞の次に多いのが「自己破産」や「任意整理」といった債務整理を行った場合です。

とはいえ、最初は返済出来ると思っていても延滞が重なり、最終的に返済額がふくれ上がってしまうため債務整理をせざるを得ない…というケースもありますので、延滞を通じてこちらの手段を取ったという方も少なく無いでしょう。

債務整理の種類は先ほどの2種類の他「個人再生」もありますが、よく利用されるのは上記の2種類で、違いは以下のようになっています。

自己破産 任意整理
借金 すべてが完全になくなる 減額されるのみ
※住宅ローンはそのまま、なども可能
裁判所の判断 必要 不要(弁護士などによる交渉のみ)
住宅や車など 手放さなければならない 手放す必要なし

すべての借金をチャラにしたいなら自己破産、カードローンだけを整理したいなら任意整理…のように使い分けることが出来ますが、どちらにしろ「ブラック」になってしまうのは変わりません。どちらかと言うと自己破産の方が重いですね。

代位弁済が行われた場合もブラック入りしてしまう

ブラック入りしてしまう理由のひとつに「代位弁済」も挙げられます。代位弁済も聞き慣れない単語かもしれません。

カードローンの場合、必ずといっていいほど「保証会社」をつけています。

これは銀行が個人への少額融資(いわゆるカードローンですね)に慣れておらず、ノウハウがある保証会社に任せることで安心して運営が出来る点、そして仮に返済がなくても保証会社が代わりに債権を回収してくれる点がメリットと考えているからでしょう。

この後者の保証会社が債権を銀行の代理で回収する、それが代位弁済です。

結局お金を返済できているわけではありませんので、バッチリこれもブラック入りの理由になります。

携帯電話の料金支払の延滞でもブラックになってしまう!?

カードローンで借りたお金はきちんと返しているのに、急に新規での借入ができなくなった…。そんな場合は携帯電話の料金をきちんと支払っているかチェックが必要です。

一見携帯電話の料金とカードローンには全く繋がりがありませんが、実は(後ほど説明します)「信用情報」でガッチリと繋がっているケースがあるんです。

最近、携帯電話を新規で契約するとき、あるいは機種変更をする時に「毎月の携帯電話料金に加えて分割した本体料金」を毎月支払うことが非常に増えていますよね。

本体の料金は支払わず、毎月の携帯電話の通話料などを支払うだけであれば仮に延滞したとしてもカードローンまで影響はありませんが、本体の料金を分割して支払っている場合は「割賦契約」という、クレジットカードの分割払いと同じ契約をしているんです。

なので、料金の支払いを放っていたり延滞していると、カードローンも利用できなくなってしまうんですね。

ブラックになるとこんなに不便。何が出来なくなる?

どうしてブラックになってしまうのか…という理由についてはおわかりいただけたかと思います。

普段きちんと返済をしていれば特にブラックになることはない、ということで安心している方も多いのではないでしょうか。

流石にこんなことを考える方は少ないでしょうが、「お金を借りても踏み倒してしまえば借り放題!」と思っているならそれは考えを改めたほうがいいでしょう。

ブラックになると新規の借入が一切出来なくなる

まず最初はこれですね。ブラックになるとお金を借りることが出来なくなります。

仮にモビットからお金を借りていて何らかの理由でブラックになった場合、当たり前ですがモビットからお金を借りることは出来ません。

利用限度額が100万円で30万円しか借りていなかったとしても、です。ブラックになった時点で利用限度額は0円に変更されます。

じゃあ他のカードローンでお金を借りたらいいのでは?と思うかもしれませんが、他の会社からもお金を借りることが出来ません。これは次のトピックでしっかりと解説します「信用情報」の影響があるからです。

ここでは細かい説明を割愛しますが、ブラックになったという情報は他のカードローン会社、消費者金融系・銀行カードローンにかかわらず共有されるため、「モビットがだめになったからアコムで借りれば安心」なんてことは出来ないんです。

「なんだ、それだけか」と思うかもしれませんが、急にお金が必要になった時に貯金がなければ(あるいは足りなければ)補填する手段が一切なくなってしまうということですから、思ったよりも深刻な状態と言ってもいいかもしれません。

クレジットカードの利用停止・新規発行が不可になる

カードローンとあまり関係がなさそうなクレジットカード。こちらも実は深い関わりがあり、ブラックになってしまうことでクレジットカードの利用に大きな影響が出てしまうんです。

クレジットカードもカードローンと同じ「信用貸し」みたいなところがありますよね。「後から使った分を支払うから、今はカード会社に肩代わりしてもらおう」というのがクレジットカードですから。

ですので、ブラックになってしまうとその「信用」が無くなってしまうのと同義。クレジットカードも使えなくなっても何もおかしい話ではないわけです。

もちろん新しくクレジットカードを作ることも出来ません。信用がない状態だと明確にわかっている人に対してカードを作るなんてとんでもないことですよね…。

時々「ブラックリスト入りでもクレジットカードを作れる!」なんてサイトもありますが信じない方がいいですね。実際そのような記事の内容もクレジットカードを作るのではなくデビットカードで代用する、程度のものが多いです。

わざわざリスクを負ってまでお金を貸したい会社があるか?と言われると…自ずと答えは見えてくるのではないでしょうか。

車のローンや住宅ローンなども一切利用不可になる

車や家など、まとまったお金が必要になる時に利用するローン。こちらもブラックになってしまうと一切利用することが出来ないといっていいでしょう。

特に住宅ローンはカードローンの数倍は審査が厳しいですから、利用できるなんてありえない!といってもいいほどです。

住宅ローンで借りるとしても1000万円単位。カードローンでかなりお金を借りたとしても利息を含めて1000万円を超えることはそうそうないでしょう。そのカードローンでさえ返済が出来ないのなら住宅ローンはそもそも…という感じですよね。

しかも銀行カードローンは消費者金融系や信販会社に比べるとやはり信用情報を厳しくチェックする傾向がありますから、利用できないのも納得といったところでしょうか。

車のローンは住宅ローンほどではないにしろ、十分に利用を拒否される(審査落ちする)理由となるでしょう。

借りられなくなるだけじゃない!一括返済を求められることも

新規の借入やクレジットカードの発行が出来なくなるだけではありません。今現在自分が借りているお金の全額を、一括で返済しなければならないケースもあるんです。

モビットの「モビットカード会員規約」には

  • 支払い停止となった場合
  • 強制執行の申し立てがあった場合
  • 破産などの手続きがあった場合
  • モビットが借り主の住所を把握できなくなった場合
  • 期限までに返済を行わなかった場合
  • 虚偽の情報を登録していた場合
  • 信用が悪化することが起きた場合

など、様々な理由のいずれかに当てはまった時に「債務の全額を直ちに支払う」こと、と決められているんです。

延滞していたりブラックになっていればもちろんですが、住所変更を行わなかった場合やモビットが住所を把握できなくなったケースでも一括返済を求められる可能性が十分にあると言えます。

これはモビットだけでなく、多く…すべてといってもいいカードローンで同様の内容が規約に盛り込まれています。クレジットカードの規約にも含まれていることが多いですね。

ブラックになってしまうと新たな借入が出来なくなるだけでなく、返済もまとめて行わなければいけない可能性もあるんです。

ブラックになるとモビット以外でも借りられなくなるのはなぜ?

先ほどの解説で、仮にモビットでしかお金を借りていなかったとしてもブラックになったら他の会社からも借りることが出来ない、といった内容があったと思います。

モビットで借りることが出来なくなるのはわかりますが、どうして他のカードローンや銀行のローン、はたまたクレジットカードの新規作成まで不可能になってしまうのか?と疑問に思った方がいるのではないでしょうか。

そう、ブラックになるとモビット以外でも借りることが出来なくなるには理由があります。その理由とは「信用情報」にあるんです。

そもそも、ブラックとは厳密な「ブラックリスト入り」ではない

記事の頭から「ブラック」と連呼していますが、そもそも「ブラックってなんぞや」という方もいると思いますので、ここでその点をもう少し詳しく説明します。

これは「ブラックリスト入り」の略称ですが、あくまでブラックリストというのはニュアンスです。今しがた説明しました「信用情報」。これに「異動情報(シー・アイ・シー)」または「事故情報(他2つの個人信用情報機関)」が登録された状態、これを「ブラック」と呼ぶんです。

この情報が登録される理由は先ほど説明した通り、延滞や債務整理を行った場合です。

そうすると、新規でカードローンに申し込んだ場合などに信用情報は必ずチェックされますので、「この人はブラックだ」とわかります。流石にブラックの人にお金を貸す会社はありませんから、当然のごとく審査に落ちてしまうというわけです。

「ブラック」な期間はかなり長い!?安易になると後悔

しかしこの「ブラック」、仮になってしまったとしてもそんなに影響はないんじゃないの?なんて思っている方もいるかもしれません。

その考えは非常に甘い!と言えます。少なくともブラックの状態は1年や2年で済むわけではないんです。

かといって一生このまま…というわけでもありません。

ブラック解消なんて言葉もありますが、それは登録された事故(異動)情報が保存期間を過ぎて消去された状態のことを言うんですね。

信用情報機関名 延滞情報 自己破産 任意整理 代位弁済
シー・アイ・シー 解消までずっと
解消後5年以内
5年 なし 5年
日本信用情報機構 解消までずっと
解消後1年以内
5年 5年 5年
全国銀行個人信用情報センター 解消までずっと
解消後5年以内
10年 5年 5年

それぞれの個人信用情報機関によって登録される情報の保存期間は以上のようになっていますが、それぞれの情報は共有されるため「一番長い期間」が目安といってもいいでしょう。自己破産をした場合は最長10年何も出来ないと考えるとかなりシビアだと思いませんか?

今はよくても、将来的にお金を借りたいと思った時にブラックなことが理由で借りられないのは非常に厳しいことだと思います。後悔してもブラック状態は解消されませんからね。

ブラックを解消出来ても、モビットでは借りられないかも?

非常に「お金を借りる」ことに関して厳しい制限を受けてしまう「ブラック」。仮に5年~10年が経過し、事故情報が信用情報から消去されたとしましょう。

これで晴れてモビットからまたお金を借りることが出来る!と喜びもひとしお…といいたいところですが、残念ながらモビットでは借りられないでしょう。

「それなら他の会社なら大丈夫なはず!」と思うでしょう。確かに大丈夫ではありますが、ブラックになる前に比べるとずっとずっと借りにくくなっているんです。

どこでブラックになったかがカギ。そこでは一生ムリと思って

モビットでお金を借りていて、そこで延滞を繰り返しブラックになってしまった…。そんなケースの場合、金輪際モビットでお金を借りることは出来ないと断言してもいいくらいです。

「ブラックではなくなったのになぜ?」と思うかもしれません。確かに信用情報上ではブラックである情報は消去されていますので、なんら借入には問題がありません(もちろん自身に安定した収入があるなど、モビットの借り入れ条件を満たしていることが前提ですが)。

しかし会社ごとに作られた「ブラックリスト」は存在している可能性が高く、そこで問題を起こした、つまり金融事故を起こした人がリストアップされていてもなんら不思議ではありません。

そして、リストに載っている人に対してお金を貸そうなんて思いますか?…やっぱり、思いませんよね。むしろ「なんでうちから借りていたお金を返済もせずにまた借りようとしているんだ!」と思われても文句は言えません。

いくらブラックが解消されたとしても以前に利用していた会社(消費者金融・銀行・クレジットカード会社)では再度の利用は不可能といっていいでしょう。

別の会社からお金を借りるようにするのが無難ですね。

特に消費者金融の場合は保証業務を行っていることも多いので、銀行のカードローンでも保証会社が三井住友銀行グループのモビットであれば審査に通りにくい可能性もあります。

意外とSMBCコンシューマーファイナンスが保証している銀行カードローンは多いので、しっかりと保証会社をチェックしておいたほうがいいかもしれませんね。

「スーパーホワイト」のせいで借りられない可能性も十分にアリ!

他にも借りにくくなる理由があります。私たちは大抵の場合、生活の中でクレジットカードを使ったり住宅ローンを利用しているなど、なんらかの信用情報に「利用情報」が登録される機会があります。

これを主に「クレジットヒストリー」というのですが、これが一切ない、まっさらな履歴の人のことを「ホワイト(スーパーホワイト)」と言います。

まっさらであればむしろ審査にすぐ可決しそうというイメージを持つかもしれませんが、実はそんなことはありません。

ここでポイントとなるのは、スーパーホワイトとなる方はずっとクレジットカードを持たずに現金主義でやってきた方、あるいはブラックだった方のほぼ二択となってしまうところなんです。

特にある程度年齢を重ねている人の場合、あまりクレジットカードを使わない…なんてことはあまりないですよね。

そのため超現金主義の方でも、以前に債務整理などを行ったのでは?と警戒されてカードローンの審査に通らない、というケースがあるんです。

ちょっと不思議なところですが、クレジットカードなどを利用して、かつ返済が滞り無く行えていることが信用情報によってわかるほうが「この人はきちんと返済(支払い)出来る能力がある人だ」と判断され、審査に通りやすくなるんです。

カードローンでは複数者からの借り入れは好まれませんが、複数社から借り入れつつ、きちんと返済していれば評価が高くなるケースもあるようですよ。

スーパーホワイトを解消するためには審査の甘いクレジットカードに申し込みクレジットヒストリーを作るしかないようですが、なかなかに厳しいようですね。

ブラックにならないよう、普段からきちんと返済期日を守ろう!

ブラックに一度なってしまうと、数年というかなり長い期間クレジットカードやカードローンの利用が出来なくなってしまいます。

特に普段からよく利用している場合、それが出来なくなるだけでかなり生活に不便を感じることとなるでしょう。

しかし、きちんと返済期日を守っていればよほどの事情…例えば返せないほどの親戚の借金を背負ってしまった、というようなことでもない限りブラックになることはありません。

ブラックは事故のように偶然で引き起こされるものではなく、自身の返済し忘れやわざと返済を行わないなどの「故意」による部分がとても大きいからです。

しかもブラックになっても解消されたら終わりではありません。一度ゼロになってしまった信用を再度取り戻す、という非常に難しい行為をしなければならない責任が今度はついてまわります。

特にある程度年齢を重ねている方であれば、それがいかに大変なことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

ブラックにならない方法はとても簡単です。自分の身の丈にあった金額を借り、きちんと毎月返済をする、それだけの非常にシンプルなことです。

それさえも難しいと思うのであれば、厳しいですがそもそもお金を借りる権利はないと言っていいでしょう。

カードローン会社はお金が今ちょっと足りない、という人にとっては非常に強力なサポーターとなってくれますが、決してそのお金を与えているわけではありません。あくまでも「借りたもの」と認識し、将来後悔するようなことがないような利用を心がけましょう。

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