モビットでは固定電話は重要?その審査や利用での役割と価値とは
最近は小学生でも携帯電話やスマートフォンを普通に持つ時代になってきましたね。また、携帯電話などの普及につれて固定電話を持たない世帯が若者を中心に増えているようです。
しかし、この固定電話がモビットなどのカードローンでの申込手続、審査や利用の面でまだまだ重要視されているのです。特に審査面では固定電話を保有している方が有利になるとさえいわれていますね。(参考ページはこちら→どうして融資に固定電話が必要になるの?)
そこで今回はモビットの審査や利用に関する固定電話の役割や価値などを取り上げます。固定電話は申込手続で必要なのか、審査でどのような評価を受けるのか、その利用の仕方によりどのような影響を受けるのか、といった点を紹介していきましょう。
(⇒そもそもモビットはどんな審査をしてる?)
固定電話での申込手続は必要か?
カードローン事業者での申込手続の手段がどんどん多様化されていますね。確かに手段としては固定電話がなくても申し込みができそうな事業者も少なくないようです。
ではモビットの場合はどうでしょうか。ここではモビットの場合固定電話がなくても申し込みができるのか、できない場合があるのか、といった点を確認していきましょう。
申込手段に固定電話は必要?
モビットでもパソコン、携帯電話やスマートフォンによるインターネット経由、郵便、電話(フリーダイヤル)とローン申込機による複数の申し込みができ本当に便利になっていますね。
パソコンは自宅の固定電話回線を通じてインターネットに接続して利用することも多いでしょうが、外部の回線を通じて利用することもできます。携帯電話、スマートフォンとローン申込機は自宅の固定電話とは関係なく、郵便も固定電話とは関係がありません。
モビットのフリーダイヤルの電話は当然自宅の固定電話から申し込みができますが、携帯電話の利用も可能となっています。以上の内容からモビットへ申し込む場合、申込手段として固定電話は必ずしも必要ではないわけですね。
つまり、自宅に固定電話がなくてもモビットへの申込自体はできるので、一部のケースを除き新たに固定電話を設置しなくてはならないということにはならないでしょうね。
固定電話で申込不可の場合とは?
申込手段として固定電話がなくてもOKということは理解してもらえたと思いますが、それでは申込手続自体は自宅に固定電話がなくても完了できるのでしょうか。
モビットの申込手続の内容は顧客情報、自宅情報、勤務先情報と借入希望額情報などとなっており、その順番で必要な情報の入力が求められます。その中には申込者の携帯電話、自宅の電話と勤務先の電話の有無や番号の入力も必要となっています。
そして、携帯電話と自宅の電話がなくても手続きは進むようになっていますが、勤務先電話番号では携帯電話やPHSの番号の登録が認められておらず個人事業者が自宅に固定電話を持っていない場合は申込手続を進めることができないシステムになっているのです。
固定電話は審査で有利になる?
ここでは固定電話を保有しているとモビットの審査で有利になるのか、そうでないのかという審査への影響をみていきます。
固定電話がモビットの審査でどのようなケースで有利になるのか、どの程度有利になるのか、不利になるのか、といった点を確認していきましょう。
固定電話のモビット審査への影響
先ほど確認したとおり個人事業者を除き固定電話を保有していなくても申し込みができ利用することも可能です。つまり、そうしたケースでも審査に通っているわけです。
しかし、その審査通過が審査に影響していないということには完全に繋がらないでしょう。個人事業者の場合、職場に固定電話がないと申し込みができないという点を考えると少ならず審査に影響していると考えるのが自然かもしれません。
固定電話がない職場は勤務先として確認できないということであり、勤務先が確認できないと申込者としての対象にはならないとモビットは評価しているのではないでしょうか。
つまり、モビットでは固定電話の保有が信用度を計る一つのバロメーターと利用されていると考えられます。固定電話を保有している企業に勤務する会社員などは個人事業者のような影響はないでしょうが、何らかの影響があると考えたほうがよいかもしれません。
具体的に企業に勤務する個人が携帯電話だけ、固定電話だけ、携帯電話と固定電話の両方というような保有の仕方がモビットのローン審査にどれだけ影響しているかは不明です。
そのため他のローン事業者を含めたローン業界における固定電話の審査への影響を確認するしかないので、その点を次のところで確認していきます。
固定電話なしで審査に通れる?
カードローンなどの個人向ローン業界の以前の審査では固定電話を保有しているかどうかが審査通過に大きな影響を与えていたとみられています。
自宅に固定電話があるということが申込者本人であることを確かめる重要な方法の一つしてみられ、ローン事業者の中には保有していない申込者を審査で落すところも少なくなかったといわれています。
下表のデータにみられるように固定電話の世帯保有率は徐々に低下してきており、携帯電話は固定電話の保有率を超え飽和状態に近づきスマートフォンは急激に伸びています。このような状態で固定電話だけに囚われた評価は適正を欠くのではないでしょうか。
携帯電話などを保有しているのに固定電話を保有していないだけで申込者の信用力を全体的に評価するのは適切ではなくなっているということですね。平均的な収入があり信用事故も起こしたことのない方が携帯電話だけを保有していることも珍しくはないでしょう。
そのため携帯電話だけを保有している若い世代の方をローン側が利用対象者から外したり、審査で一律に落としたりすればローンの利用者が減少していくことになりかねませんね。
したがって、固定電話を持っていない方はそのことで審査に落される可能性はどんどん低くなっていると考えてよいでしょう。モビットにおいても先にみたとおり個人事業者を除いてはその可能性はやはり低いとみてよいのではないでしょうか。
表1:通信端末の世帯保有率
通信端末の世帯保有率 | 平成22年 | 平成23年 | 平成24年 |
---|---|---|---|
固定電話 | 85.8% | 83.8% | 79.3% |
携帯電話・PHS | 93.2% | 94.5% | 94.5% |
スマートフォン | 9.7% | 29.3% | 49.5% |
*出典:総務省の「平成24年通信利用動向調査」
固定電話なしの審査への影響
カードローンなどの消費者向けローンでは一般的に固定電話がなく携帯電話だけの保有の場合は審査で不利になるとみられています。
審査で不合格にするほど評価が厳しくなるようなローンは少なくなっていると思われますが、評価を点数で表す自動審査などでは固定電話がないと点数が下がるのは間違いないかもしれません。
インターネット上でみられるローン情報サイトの情報や元ローン関係者の口コミなどから判断するとその評価の高さは、携帯電話だけ<固定電話だけ<携帯電話と固定電話の両方、というよう関係になりそうです。
つまり、携帯電話と固定電話の両方を保有しているケースの評価点が最も高く、携帯電話のみの保有が最も低いというものなのです。そのため自宅に固定電話を設置している場合は必ず申込書(入力欄)に記入(入力)しないといけませんね。
固定電話を保有しているのに入力が面倒くさくなって未入力にしておくと評価を下げることになるので注意が必要ですね。
モビットの場合は固定電話や携帯電話がなくても申し込みはできますが、そのケースではやはり審査に影響があると考えるべきですね。上記の一般論がそのまま当てはまるとは限りませんが、固定電話の保有を軽視するのは避けるべきではないでしょうか。
固定電話の審査での失敗とは
自宅に固定電話を設置していても活用できなければモビットの審査の評価に影響することも考えられます。ここではそうした活用できない、上手く利用できないことによる失敗についてみていきましょう。
モビットも含めてローン事業者は審査の結果や本人確認のために申込者の自宅に電話をかけることが少なくありません。
そうした場合に申込者が電話にでられない、その電話に誰も出ない、繋がらないのではローン事業者は不審に思うこともあるかもしれませんね。その結果、申込者の信用度は低下し評価が大きく下げられることもあるでしょう。
さらに携帯電話にも繋がらないような事態になれば仮審査で合格していても最終的に不合格とされる可能性も出てきますね。そのような事態にならないためにも自宅の電話には出られるようにしておきましょう。
自宅を不在することが多い場合は事前にそのことをモビットに伝え、在宅できる日時を示しておくことが大切です。
モビットの場合は自宅の固定電話ではなく携帯電話にかかってくることもあるでしょうが、どちらにしても電話に出られるようにすることが重要です。また、職場での在籍確認が行われる場合でも同様の対応が必要になるでしょう。
職場で常時働いている従業員が少ない場合や一定の時間帯には不在になってしまう職場の場合、在籍確認としてローン側からかけられる電話に誰も出ることができないかもしれません。もしそうようなケースがあるなら申込者から事前にモビットへ連絡しておくべきです。
申込者自身や同僚が職場にいる日時をモビットに連絡していつ電話をかけてもらうかを相談しておくべきです。何の連絡もなく在籍確認がとれないケースではモビットは厳しい評価を下してしまう恐れもあるので注意しておきたいですね。
固定電話での利用の失敗とは
最後にローンへの申し込みや取引などに関する固定電話の利用上の失敗についてみていきます。ローンとの連絡や取引で自宅や職場の固定電話を利用することもありますが、注意しておかないとその電話でローンの利用が周囲の人にばれてしまうこともあるのです。
ここではそのような失敗について確認していきましょう。
家族にばれる可能性もでてくる
申込手続で自宅の電話番号を入力しておくと申し込みでは本人確認、審査では審査結果、契約後ではさまざまな案内や支払の督促などで自宅に電話をかけられることがあるでしょう。
その際に利用者である自分以外の家族がその電話に出る可能性は決して低くないので、その点を心配される方は連絡の日時を事前にモビットと相談して決めておきましょう。また、家族が電話に出た場合の対応の仕方なども決めておくといよいでしょうね。
たとえローンの担当者が個人名でかけたとしてもまったく知らない個人が何の用件かわからないような電話をしてきたと家族が思ってしまうと怪しまれるでしょう。そして、そうした電話が何度かあれば家族は不審に思い厳しいチェックを始めるかもしれません。
その結果、家族にローンの利用がばれてしまうこともないとはいえないでしょう。そのような事態にならないためにはローンからの電話の日時だけでなく、家族が電話に出た場合にローンの担当者がどのように話すのかを把握しておくべきです。
そして、その内容に不都合な点があれば修正してもらえるように依頼しなければなりませんね。モビットの担当者によって対応が異なることもあるので予定の対応の仕方を徹底してもらえるかどうかなども確認しておいたほうがよいでしょうね。
職場への電話で失敗を防ぐには?
自宅への電話だけでなく職場への電話にも注意を払っておくべきでしょう。WEB完結申込による手続きを行えば電話連絡なしにすることができますが、支払の確認などで職場に電話をかけられることがあるかもしれません。
(⇒モビットはネット申し込みが一番便利?)
モビットで行われるかどうか不明ですが、他のローンでは増額案内のお誘い、サービスキャンペーンの案内、返済遅延の確認や督促のために稀に利用者が勤務する職場へ電話することがあるのです。
モビットでそうした電話はあまり行われていないと思われますが、まったくないといえないでしょう。そのため万が一に職場にローンの利用に関する電話があれば職場の同僚から不審に思われたり、ローンの利用が感づかれたりする可能性が出てきますね。
特に職場や上司が私用の電話に神経質な態度をとる場合は要注意です。そのため自宅への電話以上に事前の対策が必要となるでしょう。
例えば、増額案内や商品案内などで無暗に職場へ電話しないようにしてもらう、自宅か携帯電話だけにしてもらいそれらでどうしても連絡がつかない場合だけにしてもらう、といったことをローン側へ予め要求しておくべきですね。
(⇒モビットが職場に連絡する理由)
また、モビットの会員サービスの「Myモビ」に登録して、緊急を要しない連絡はMyモビメッセージで受け取るようにすると電話連絡事態を大幅に減少させられるかもしれません。
また、それ以外での対応の仕方があるかもしれないのでフリーダイヤルに電話をして相談してはどうでしょうか。
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